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願いの扉☆いいことパラダイスの人生を送る方法

願いの扉☆いいことパラダイスの人生を送る方法

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2008年06月21日
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随分、前(3月22日)に録画しておきながら、
ずっと忙しくて観ていなかった
いのちのいろえんぴつ」というドラマを観ました。

11歳の豊島加純(とよしま・かすみ)ちゃんという女の子が
脳腫瘍(のうしゅよう)で余命半年の学校生活の中で
綴った絵と詩をもとに、制作されたドラマで、
脚本家の橋部敦子さんの大ファンなので観たのですが、
ほんとにいろんなことを考えさせられるいいドラマでした。

加純ちゃんは病気が進行すると、字を書くのも
ままならないので、左手で字を書くようになりました。

そんな中、学校の美術の先生が色鉛筆と綺麗なノートを
プレゼントしてくれます。

絵だったら、字よりも描きやすいのではないかという
先生の配慮です。そこに、加純ちゃんは
様々な絵と詩を書いていきます。

色鉛筆のことを書いた詩。
 「12色
 ここには12色のいろがある
 目立たない色もあるけれど
 みんな
 がんばっている
 ひとつひとつ」

こういう優しい詩と絵を描くことに、楽しさを覚えた
加純ちゃんは、もっと綺麗に書けるように
一生懸命に左手で字を書く練習を始めます。

でも、彼女が病気であとわずかの命であると知っている
担任の先生(国分太一)は、
「あと少ししか生きられないのに、字の練習をして何になるんですか!?」と
校長やご両親に、告知した方がいいのでは?と問いかけ、悩みます。

そんな中、加純ちゃんの詩を読んだ彼は泣いてしまい、
他の教師から、生徒の前で、感情をむき出しにすると批判され、
この出来事から、加純ちゃん自身も
自分の命が長くないことを感じ取ったのではないかと、
彼は自分を責め、苛(さいな)みます。

ところが、加純ちゃんの死後、ご両親がノートを持ってきて
「先生に担任してもらって、ほんとによかった」と
お礼を言いながら、見せてくれた詩には、こんなことが書いてありました。

 「先生がこのノートを見て
 なみだを流してくれた
 自分が
 書いたもので
 人が泣いてくれる
 うれしかった
 だから
 がんばってかく」

この言葉を読んで、先生は号泣します。
でも、私も、この言葉を読んで、生きること、詩を書くことについて
考えさせられました。

たぶん、先生は、加純ちゃんが死ぬことがわかっているから
泣いたのではなく、その加純ちゃんの詩集に
生きることの素晴らしさがこめられていたので、泣いたのだと思います。

加純ちゃんの詩集には、病気のつらさや恨み言は、
全く書かれていませんでした。

手がうまく動かせなくて、家庭科の授業で糸通しに
手間取っても、
 「糸とおし
 玉むすび
 ゆっくりだけど
 ひとりでできたよ」

運動会は、開会式しか参加できなくても、
 「運動会
 みんなでがんばった運動会
 みんなえがおだったよ
 たのしかったね!」

と、にっこりマークの絵とともに書いています。

何で自分だけがこんな目に遭うの?とか、
体が動かせなくてつらいという悔しさや淋しさではなく
できることの方に焦点を当てて書いています。

車椅子を押してくれる友人や、
教室で一緒に遊んでくれる友人に対しても、
私が学校に行かない方が、みんな私の世話をしなくてもいいから
遊ぶ時間が増えるのでは?と、友達を思いやって悩むような
本当に心の優しい子で、そして、その恨み言を言わない、
いつも笑顔でいようとする魂の美しさが、
その絵と詩の中に、見事に表現されていました。

だから、先生も、この子はもうすぐ死んでしまうということよりも、
その魂の美しさを感じて、涙を流し、
そして、加純ちゃんも「自分が書いたもので人が泣いてくれる」
ということは、同情して泣かれることではなく、
「その魂の美しさを感じ取って泣いてくれる」と
ということが、わかっていたのではないかと思います。

「うれしかった だから がんばってかく」
この一言は、単なる詩を頑張って書くという
「書く」という行為を表していくのではなく、
「これからも綺麗な魂で、生きていく」という
「生きる」ことを、表しているのだと思うのです。

そう、書くこと、表現すること、それは、生きることなんですね。
先日も、「素敵な詩を書くのは、ノートの前でうんうんと悩むことではなく、
普段から素敵に生きようとすることだ」という趣旨のことを書きましたが、
加純ちゃんの詩を読んで、ますますそう思うようになりました。

11才の少女が、不治の病で、死んでいく。
しかも、今まで普通にできていた歩くことや手を動かすことも
ままならないようになって死んでいく、
こういう状況になったら、どんな恨み言を言っても
誰も責めることはできません。

でも、彼女は、そんな残された命の中で、
恨みつらみでも、憤りでも、嘆きでもなく、
自分にできることの中から、楽しさや喜び、優しさ、感謝を選びました。

私は人が生きていくということは、
自分に与えられたものの中から、
いかに感謝を見つけて生きていくか、ではないかと思います。

加純ちゃんと、このドラマには、本当に人の心の美しさを教えてもらいました。

最後に、加純ちゃんが「もう戻らない入院」をしたことを
他の生徒に告げた時、他の生徒は、
「加純ちゃんが死ぬことがわかっていたら、
もっと自分たちにもできることがあったのに」と泣きます。

でも、先生は「できることはこれからだって、いっぱいある」と
彼女の詩を運動会で「命の詩」というコーナーを設け、
生徒全員で唱和して、彼女の遺志をみんなで受け止めます。

これからも命が続く者として、自分なりに
一生懸命生きることで、彼女の命もまた続いていく、
そのことを、みなで、受け止めて強く生きていく、
そういう生徒ひとりひとりの顔も、また、魂の輝きを教えてくれました。

そして、昨日、『引き寄せの法則』公式サイトでも、
「願望実現の結果ではなく、それを実現しようと
前向きに生きる姿勢こそが重要である
」というエイブラハムの
言葉をもとに、陶芸作家の例が書かれてありました。

 陶芸作家が壺を作っているのは、制作の過程が楽しいから。
 そして、「陶芸作家が作っているのは壺ではなく、
 実は「自分自身を作っている」のです。

こう書いてあったのですが、本当に、加純ちゃんが詩を書いたのも
単なる詩を作っているのではなく、自分自身の命を作っていたのでしょう。

だから、あと少しで死ぬのに、字の練習をするのも、
ノートに詩や絵を描くのも無駄ではなく、
自分自身を作っていくという楽しい過程だったんだと思います。

そして、私たちの生きるということも
同じように、毎日を作っていく、自分自身を作っていくということだと思います。

詩や壺は作らなくても、私たちはみんな自分という
楽しい創造をするために、この地球という星に生まれて来ました。
どんな創造をするかは、それぞれに、まかされています。

自分というのは、この広い宇宙の中で
自ら選んで、そう、自ずと分かれて、生まれてきたもの。

そのせっかく自ら選んで生まれてきたこの地上で
魂を輝かせるか、くすませるかは、自分次第。

加純ちゃんのように、どんな状況にあっても、
綺麗な心を選び取ることもできます。

せっかくのひとりにひとつずつ分け与えられた魂、
綺麗な魂にして、輝かせていきたいですね!!
そうしてその輝きでこの地球を眩いものにしていきましょう!!


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☆これからにしきさんのセミナーに行ってきます(^-^)コメントのお返事は、明日以降書かせて頂きますので、お待ちくださいm(_ _)m いつも素敵な言葉をありがとうございますヽ(^o^@)ノ






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最終更新日  2008年06月21日 12時14分56秒
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