透析生活

今日来院された患者さんと、そのお付き添い （ご家族） の方とのお話です。


前回診察後、「（家族で） 相談した結果、手術をしたい」 という電話があったので、

術前検査と術前説明のための予約を入れ、本日来ていただいた次第です。


ところが、、、何となく患者さんのご様子が変なんですよね〜（＠＿＠;）


気になってお話を伺ったところ、どうやら患者さんご自身は手術に乗り気ではないものの、

同居されているご家族に手術を勧められ、押し切られる形で来院されたそうなんです。


医学的に考えれば、この患者さんは手術をしたほうが良いケースだとは思うのですが、

一方で手術をしないからと言って命に関わるようなことはないので、

ご本人が手術したいと思うまで待ったとしても、大きな問題はないだろうという状況。


そのことをお伝えすると、患者さんは 「やっぱり怖いからやりたくない」 と仰って、

「この間 （家で相談した時に） やるって決めたでしょ」 というお付き添いの方と、

ちょっとした言い争いが始まってしまいました


手術に際しては、認知症などで自己判断が難しいケースを除けば、

やっぱり手術を受けられるご本人の意志を第一に考えるのが基本ですから、

手術をしたくないと仰る患者さんの意志に沿う方向で話を進めたいという気持ちがある一方、

患者さんのＱＯＬ （生活の質） を考えてくださっているご家族のお気持ちも無下にはできず、

目の前で繰り広げられる言い争いに、中々口を挟むことができませんでした（＞_＜）


結局は 「手術をやる」 という結論に至りましたが、

できることならこちらに来院される前に意思統一をしてきていただけると、

私たちスタッフもありがたいんだけどな〜と思ってしまったミケネコでした。




こちらもクリックしていただけると、とっても嬉しいです☆