透析生活

2020/02/12(水)15:36

患者さんのご家族のワガママを聞くのは、私たちの仕事ではありません!

仕事のこと(889)

こんにちは。 皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか コロナウイルスの報道が激しいせいか、或いは寒波のせいかはわかりませんが、 先週の木曜日くらいから、来院患者さんの数も例年くらいにまで戻りまして、 ようやく21時くらいには帰宅できる生活になりました。 まだ体調は元通りにはなりませんが、 悪夢をみて夜中に何度も飛び起きることはなくなりました(^▽^) さて、我が職場は、ありがたいことに昨日と今日と2連休 昨日は、母が 「生きてる」 と確認に来るくらい、 ただひたすらに寝ていました。 目が覚めて 「今日は休み」 と確認してまた眠り、、、の繰り返し。 パジャマのまま、ほぼ1日中ベッドで過ごしました。 今日も午前中は似たり寄ったりの生活でしたが、 これから透析に行かなくてはならないので、ちょっと気が重いです。 透析中の、叩きたくなるような足の痛みは今も続いていて、 5時間拘束されるのが辛い状況は相変わらずです でも1番酷かった時期は脱出したと思っているので、 あとは少しずつ体調が戻るのを待つしかないのかしらね、、、 さて。 12月から、患者さんの要望を受けて無理矢理増やしていたオペ件数を、 1月末から元に戻した効果も少しずつ出始めているようですが、 その結果、患者さんがオペを希望してから実際にオペができるまでの期間は、 1ヶ月強となりました。 そんな中、先日初診で来院した患者さんのご家族から、 「今月中に手術をしてもらいたい」とのご希望があったんですけど、 今月中はオペ枠がほぼ埋まっていて、更に術前検査が必要なことも考えると、 実際のオペは最速でも来月になってしまう旨を説明したところ、 「こっちが今月中って言っているんだから、何とかするのが仕事だろう 1ヶ月も待たせるなんて、何考えているんだ」 と怒鳴り始めたそうで。 医学的に緊急オペが必要なら、無理にでもオペを入れていること、 この患者さんの場合は、緊急オペが必要な状況では無いこと、 他の患者さんにも待っていただいているので、特別扱いはできないこと、 そういうことをOドクターがご家族に丁寧に説明したそうですが、 納得しなかったご家族は、「ふざけるなもういい他へ行く」 と言い、 帰り際にも事務スタッフに暴言 (書くのが憚られるくらい) を吐いて、 周りの患者さんにも白い目で見られながら帰って行ったとか、、、。 私はたまたま昼休憩 (と言っても15時近くですよ) に入っていたので、 直接会話を見聞きしたわけではないのですが、 後から話を聞いて本当に嫌な気持ちになりました。 みんな疲れて心身共に限界に近い状態だったせいか、苛立ちも強く、 診療介助をしていた先輩でさえ、 「『2度と来るな』 って喉まで出かかったよ(^_^;)」 なんて言っていました。 問診したスタッフにも話を聞いたところ、 患者さんご本人は、生活に支障がないのでオペには消極的だったそうなんです。 それよりも、一緒に来たご家族の方が、 自分の都合で2月中にオペをして欲しいだけだったようで、 それを聞いてみんなで更に憤慨していました。 私たち医療従事者も人間です。 体力にも限界があるし、できることとできないことがあるんです。 しかも、患者さんご本人のワガママなら、 「病気で不安になって、ああいう物言いをしてしまったのかも」 と思って、 我慢もしますし妥協点を探しつつ説明する努力もしますけど、 患者さん自身が希望していないオペを、 ご家族のワガママで無理矢理入れるなんて、あり得ないことなんですけど 患者さんご自身は、クレーマー気質ではない普通の方だったようなので、 ご家族のせいで肩身が狭い思いをされたなら、 お気の毒といえばお気の毒なのかもしれませんが。 最近の世の中は、声高に主張する一部の人間の意見が、 何故か優先されてしまうという嫌な傾向がありますけど、 不満を持ちつつも我慢している多くの人の気持ちを考えたら、 “言った者勝ち” になってしまう対応はしたくないというのが、 我が職場のスタッフの総意。(ドクター方のお気持ちはわかりませんが) 一部の非常識な人の言動によって、 自分の気持ちが不安定にさせられるのは非常に不快なので、 今回のクレーマーのことは忘れて、 まだ明日から頑張ろうと自分に言い聞かせているところです。 にほんブログ村 いつも応援ありがとうございます★ → ブログランキング 今後とも、ヨロシクお願いいたします★ →

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