【RICOH GR DIGITAL2】夜の新宿
新宿は、東京都新宿区南西部と一部渋谷区にまたがる新宿駅を中心とした歓楽街・オフィス街です。渋谷、池袋と並ぶ3大副都心の一つです。元々は江戸時代に甲州道中の宿駅(内藤新宿)として栄えた街でしたが、それが現在のように繁華街となったのは関東大震災以降とのことです。表層地盤の弱い都心部の銀座や浅草などの下町エリアが震災の影響で繁華街が全滅してしまったのに対して、新宿は地盤が強くほとんど被害を受けなかったために、駅周辺が新たな繁華街となったそうです。当時の新宿駅に走っていた中央線が西郊から都心に乗換えなしに行ける唯一の鉄道だったことから、交通が集中するようになり、昭和初期には小田急線、西武鉄道も乗り入れるターミナル駅となったことから、多くの人が新宿に訪れるようになる環境が生まれたことから、新宿は都内有数の繁華街となりました。東京大空襲により大きな被害を受けるものの、下町と比べれば人的被害も少なく、新宿駅周辺は戦後間もない頃に闇市が立ち並ぶ街となりました。その闇市は、政府による闇撲滅運動により姿を消していくのですが、小売店も次々と再開し、新規開店するお店も生まれ、東口を中心に新宿駅を中心とした商店街は戦前にも増して活気づいていきます。昭和30年代には、丸井、小田急、京王などの百貨店が続々と進出し、現在の新宿の光景が生まれていきます。そして今では、2009年に東京都が実施した観光客数等実態調査で、最も満足したまちの第1位(16.8%)となり、東京を代表する観光スポットとなります。今日のブログは、そんな新宿の夜景の写真を載せます。使用カメラはRICOH GR DIGITAL2です。撮影時期は2013年11月頃です。【今回の使用カメラ】【中古】【B】中古 リコー GR DIGITAL II ランク:BカメラのナニワGR DIGITAL IIは、2007年11月22日にRICOHが発売した高級コンパクトデジタルカメラです。元々はフィルムカメラの中でも美しい写りをするため人気があったGRシリーズのデジタルカメラ版として2005年10月に発売したGR DIGITALの後継機になります。レンズはGR DIGITALと同じ、焦点距離28mm(35mm判換算)、F2.4の「GRレンズ」を搭載しています。このレンズは、非球面レンズ3面2枚を含む5群6枚構成となっているレンズで、単焦点レンズのためズーム撮影は出来ませんが、非常に美しい写真が撮れます。ISO感度はISO80~1600までで、プログラムAEほのか、絞り優先AEとマニュアル露出も使用可能となっています。▼良かったらクリックして下さい。にほんブログ村【最近読んだ本】【楽天ブックスならいつでも送料無料】五郎の冒険(上) [ 横山光輝 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】五郎の冒険(下) [ 横山光輝 ]楽天ブックス連載開始が1959年の小学館の学習雑誌の「小学六年生」4月号で、翌年の3月号まで掲載後に、「中学生の友一年」4月号に連載が継続され、1961年の3月で一旦完結した作品ですが、今度は「小学四年生」4月号に新しく連載が始まり、「小学五年生」へ連載が引き継がれて完結した作品です。一話完結の漫画(例をあげればドラえもんなどです)でなく、完全な次号へ話が引き継がれていくストーリー漫画で、学習雑誌に4年間も連載された作品は余り例がなく、それを可能にしたのはこの作品が読者に大変人気があったからでしょう(シリーズが完全に完結してから三年後に「小学三年生」に小学六年生版が再掲載されていることからみると、読者だけでなく学習雑誌の編集部の方も、再録という形でも人気が出る作品という評価をしていたのでしょう)。なお横山光輝さんは、当初の連載誌での完結後に、読者の対象年齢を下げての再スタートとなったため、物語の作り方に大変苦労されたそうです。この漫画は、タイムマシンに乗って旅をするというタイムトラベル物です。主人公の五郎くん、そのおじさんでタイムマシンを発明した多良良博士、原賀(「小学六年生」〜「中学生の友一年」版では当初は泥棒として登場するも最後は博士の助手となり、「小学四年生」〜「小学五年生」版では初めから博士の助手として登場します)、忍者(「小学六年生」〜「中学生の友一年」版では佐々源太、「小学四年生」〜「小学五年生」版では猿飛佐助として登場します)の4人が、タイムトラベルをして、そこでいろんな事件に巻き込まれながらも解決していくというお話になっています。子供向けのため荒唐無稽ないかにも漫画って感じの作品になっていますが、ストーリーがしっかりしているため、楽しく読めます。未来に行く話より過去に行く話が多く、おそらく作者の横山さんが、児童に歴史に関心を持って欲しいということを願って描いたと思われます。未来に行く話もありますが、その未来は核兵器などで破壊された世界が描かれており、このままでは人間は滅んでしまうよ、というメッセージを横山さんが伝えたいためにそのように描いた感じがします。なお五郎くんは「鉄人28号」の正太郎くんに、多良良博士は同じく「鉄人28号」の大塚署長に似ています。