人口肛門でも楽しいリタイア生活

2012/05/26(土)09:54

2010年10月 退院して2年が経過 骨盤内に再発

がん治療(5)

退院してからは定期的にストーマの経過検査と腹部から腰にかけてのCT検査を受けていました。ストーマも小さく安定して5センチぐらいあったのですが直径3センチまで小さくなりましたが丁度2年目のCTで癌が再発していることが分かりました。 【当時の日記】 10/1 丁度2年前に手術した癌が再発しているとCTでわかった。 腫瘍は腰骨の中央にある仙骨に付いていて骨の手術になるためここではできないと言われる。 手術可能な築地の中央癌センターに行くように勧められた。 2010/10/01 10/7 紹介状をと検査資料を持って妻にと一緒に築地に行く。担当した○○医師はCTの画像を見て、やはり癌が再発していて手術をしたほうが良いと説明。手術の方法はお腹を切って癌になっている仙骨を削り、転移の考えられる膀胱を切除しなくてはならないと言われた。車椅子生活の宣告であった。このままでは2年半がせいぜいらしい。迷った。  即刻判断することは出来ず、自宅に帰ってもう一度考えたいと伝え、病院を出る。とにかくいっときも早くこの場から逃げ出したかった。築地から新橋まで歩いている間も何を話して良いか分からなかった。電車の中でも二人とも無言で千葉の自宅に戻った。2010/10/7 10/22 癌センターでの手術について、車椅子生活にはなりたくないし、お腹に二つのパウチも嫌なので何とか現状で生きていたいと再度地元病院の担当医師に相談。 癌センターでは完璧を目標とするのであろうが医師の対応は横柄に感じ、手術は受けたくない事を話す。妻からはここでの手術について癌センターでは全否定され不快であったと話す。今後を外科部長に相談したいとの返事であった。 2010/10/22 11/4 先週話した内容を再度外科部長の○○先生に話す。癌センターでは前回の手術を全否定した事については何もコメントは無かったが「仙骨の手術、膀胱の切除は最悪を想定しての話だと思うが・・・」っと答えた。癌センターでの手術は受けたくない、何とかこちらで治療を行なって頂きたいとお願いする。 今後の治療について2つの提案があった。1つは重粒子線治療、保険の適用は無いがピンポイントでの照射なので効果は大きい。もう1つは放射線治療と、膀胱への転移を防ぐための手術を行う。この2通りを提案された。  重粒子線については、以前癌センター紹介の際に説明を受けて1回の治療にかかる費用は400万円と高額であったことから断念はしていた。したがってここでの再度手術を受けることにした。2010/11/4 11/18 自分の気持ちとしては、何とか現状の体が第1条件で、その条件をもとに手術について説明を受ける。手術は前回と同じ場所を切り、仙骨に付いた腫瘍を取れるだけ取って、放射線が容易に照射できるように下の方に位置する小腸を20cm程切る。また、胃の下から切り取った繊維質の脂肪を縫い付けて安定させるらしい。膀胱への転移は可能性が高いらしいが切り取らずに治療で対応して欲しいと要望した。2010/11/18 癌センターに持参したPET画像の中の一枚です。 最近の医療保険は殆どが先進医療にも適応していますが私の保険は古い契約であったので自費で重粒子線治療を断念した次第でした。

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