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カテゴリ:ライズオブローニン
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Rise of the Ronin Z version 安政の大獄によって 吉田松陰が処刑されました。 吉田松陰の遺した 「狂」の一字の遺志は 余すことなく 長州藩の若き志士たちに伝わっていきます。 さて、 そんな吉田松陰が暗殺を企てた人物がいます。 その者の名は 「間部詮勝(まなべあきかつ)」 彼は本ゲーム内において たびたび主人公のゆく手を 拒んできた人物です。 そんな 間部詮勝は大老井伊直弼のもと 老中として 「安政の大獄」を推し進め 攘夷論者などに苛烈な弾圧を進めてきました。 安政の大獄 井伊直弼と長野主膳【電子書籍】[ 松岡英夫 ] 余りの弾圧の厳しさに 井伊直弼の「井伊の赤鬼」という呼び名に対し 間部詮勝にも「間部の青鬼」という呼び名がついたほどです。 話を戻します。 吉田松陰も当然、 井伊直弼と間部詮勝のやり方に憤慨していました。 そんな折、 松蔭は 水戸藩と薩摩藩を中心とした志士で 井伊直弼を殺害する計画を耳にします。 暗殺の幕末維新史 桜田門外の変から大久保利通暗殺まで (中公新書 2617) [ 一坂 太郎 ] そして松蔭は ならば私は、と 間部の青鬼こと間部詮勝にターゲットを絞ります。 そして立てた計画が 「老中間部詮勝要撃計画」です。 そしてそれを 長州藩の重役に対し手紙で打ち明けると共に 武器弾薬の借用を願い出ました。 藩の重役は 松蔭をなんとか踏みとどまらせようとするものの 松蔭があまりに頑固なので 野山獄に投獄してしまいました。 それほどまでに 松蔭の間部詮勝に対する殺意は凄まじいものだったと 言えるでしょう。 そんな 間部詮勝ですが 実は、攘夷志士たちの 考えや行動に理解を示している節は あったのです。 主要なものたちの死罪を断行しようとする 井伊直弼に対し 間部詮勝は 「それでは天下有為の士を多数失うことになる」と 断固反対していました。 そのために間部詮勝は 老中という職を降ろされてしまいました。 松蔭が暗殺を企てた人物は 実のところ 安政の大獄による苛烈な処分に異議を唱えていたのです。 安政の大獄で散っていった「天下有為の士」が もしも生きていたら 今の日本の惨状も もしかしたは違うものになっていたのではないかと考えると 残念でなりません。 明治維新の意味 (新潮選書) [ 北岡 伸一 ] 明治維新の研究 [ 津田左右吉 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.13 21:08:28
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