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カテゴリ:職場・お仕事
公務員のボーナス支給日であった。といっても全額振り込みなので、明細書のみを受け取る。 で、本人よりも先に家族が早速下ろしているという悲劇(?)も少なくはないようだ。
未だにボーナスなんて公務員は…という批判があるのは重々知っているが、今日はちょっと待って欲しい。私たちも5年連続の年収減少に耐えているので、その辺の実態を少し書いておきたい。 今回の期末手当(やはりこっちの方が馴染むなあ)は、減額のトリプルパンチで夏の手当よりも大幅に減ってる。まず給料が減った。それも4月分まで遡って減らすというのだ。そこで、払いすぎた俸給を期末手当から返せというのである。公務員の法制度上そんなことは本来あり得ないはずの事であるのだ。次に期末手当の支給率がカットされた。既にこれは去年から行われたことなのだが、去年は経過措置の関係でこのマイナスがマスキングされた形となっていたものが、今年はくっきりとその姿を現したのだ。最後は年金掛金の総額制の導入である。これで期末手当から多額の掛金が天引されたのである。その結果、今期の期末手当は30年前の水準にまで落ち込んだ。 労働組合からの情報はあったものの、隣席の男性は明細を見た途端「ウッソー、これだけ?!」と絶句していた。赤ちゃんに恵まれて何かと物いりの彼にとっては当然の反応であろう。けれどアルバイトで収入を補うことなどは許されないのだ。 両親を扶養する私にとっても、老人医療費、薬代、介護保険料などあちこちから負担ばかりが増えていて本当に苦しくなっている。しかも労働強化も私生活に至るまで様々な締め付けも厳しくなる一方で、何だか心身ともに消耗していく感じが拭えない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月20日 22時58分31秒
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