【本】読了『絶望をどう生きるか』6人のがん体験
AYA世代(15~39歳)で、がんに罹患した6人の体験談。 『絶望をどう生きるか』 清水研 幻冬舎 2022年絶望をどう生きるか [ 清水 研 ] 20代、30代で突然がん告知を受けた、6人の体験が書かれています。 1人目:メラノーマ(悪性黒色腫)。34歳で発症。 2人目:子宮頸がん。24歳で発症。 3人目:直腸肛門がん。27歳で発症。 4人目:乳がん。34歳で発症。 5人目:卵巣がん、子宮体がん。27歳で発症。 6人目:胚細胞腫瘍(胎児性がん)。25歳で発症。 この本では、「困難な状況にしなやかに適応して生き残る力」である「レジリエンス」という言葉がキーワードとなっています。これは特別なものではなく、誰もが発揮しうる力で、自分の中にあるレジリエンスを発揮することで困難を潜り抜けられるとのこと。 そのレジリエンスを発揮した、6人の物語です。 レジリエンスは「その人がそれまでどんな人生を歩んできたか」に大きく影響されるとのこと。そのため、がんを告知されて以降の出来事だけでなく、それぞれの幼少期からの人生が書かれていました。 私と同じように、AYA世代で罹患した方々の体験を読むことができてよかったです。絶望をどう生きるか【電子書籍】[ 清水研 ]