ピアノCMかと思いきやお菓子のCM?~シューマン「思い出」~
朝、テレビをつけたまま家事をドタバタこなしていると、ふと、ポーンと響くピアノの音色が耳に飛び込んできた。「えっ?」と振り向くとそれはテレビのなかから。とある部屋に運び込まれてきたアップライトピアノ。そのピアノを、調律師役の俳優 唐沢寿明さんが調律をし始める。(おや、口にくわえているのは音叉?) そこにお菓子とお茶をもって現れる女性。ピアノを気にしている様子だ。多分、ピアノを調律してもらうにあたって、よくある光景だろう。調律を終えたピアノを演奏する女性。それはなんとシューマンのユーゲントアルバムOp.68から第28曲「思い出」。調律師はお菓子を食べながら彼女の演奏に聴き惚れるのであった。とまぁこんなストーリーだったと思うのだが、最初はピアノのCMか、はたまた調律のCMでも始まったのか、と思いきや、これは森永製菓のビスケット「シルフィ」のCMであった。【6月6日新発売】森永 シルフィちなみにこの「シルフィ」なるお菓子は、バニラシュガーパイ。サクッとした食感とバニラシュガーの甘さが特徴らしい。パイ型お菓子は、私も特に大好物ゆえ、ついつい沢山買ってしまいがち。CMがきっかけでまたしても甘いモノに手を出してしまう私であった(明治ショパンに引き続き・・・あれもチョコレートパイ菓子だった)。子供のためのアルバムが掲載されている シューマン集 5(春秋社)CMで使われている「思い出」が掲載されているシューマンのユーゲントアルバムは、いわゆる「子供のためのアルバム」、特に「楽しき農夫」あたりは超がつくほどに有名。難易度も初級レベル(第1部と第2部に分けられており、第2部は中級程度を要する)だが、こうして改めて聴くと「なかなか良いなぁ」と感じる。この曲集、実は長女マリーの誕生日プレゼントとして作られた数曲の作品に、更に何曲か加えられていったもの。もともとは「クリスマスアルバム」といわれている。そしてその第28曲「思い出」、これはメンデルスゾーンを追悼して作られた曲といわれ、曲自身も無言歌を感じさせる構成。CMを見て「ちょっと弾いてみようかな」と思った人も少なからずいるかもしれない?----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】(基礎練習省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #29,#30#29:重音練習。弾きこみ段階。バラード4番の重音重点練習との相乗効果?#30:粒揃い練習。いまだ進歩無し・・・。ここのところ、クラーマーの練習時間が少ないせいだろうか。●バッハ フランス組曲第5番 アルマンド,クーラント,サラバンドアルマンド:弾きこみ段階。クーラント:昨日同様、テンポ100にて通し練習サラバンド:今日から譜読み開始●ショパン バラード第4番 Op.52108~119小節の重音進行は少しずつ慣れ始めてきている、といってもまだまだ曖昧に弾きがちなので、引き続き徹底的に部分練習を続けること。再び58小節からのテーマ変奏部にて上声をいかに浮きだたせるかを検討。ここもしばらくゆっくりと取り組まないとダメそうだ。総じて言えることは手首の使い方に難ありか・・・----------------------------------------------------本日の弾きこみ曲●シューマン 花の曲 Op.19---------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #27