包帯クラブ 王様のブランチ
王様のブランチの読書コーナーに出てくる松田さんが 天童荒太の新作「包帯クラブ」を編集したのだそうな。 自分が傷ついた場所に包帯を巻いてみる。 ブランコや、学校の校門や‥‥ 優華のコメントがとてもよかった。 「小さな傷だから って我慢してしまうことも多いけど それぞれの傷の深さとかって比べられない‥‥」 気持ちを切り替えて明るく振舞うことができると 健康度の高い(強い)子だ と思われてしまうけれど、 それは 傷つかなかった ということではない。 みんな 耐えているだけなんだと思う。 包帯を巻く って、イメージとしても面白いなと思う。 うさぎを蹴飛ばす少年たちのような 荒涼としたものではなくて、なんとなく優しい。 昔、漫画で、 何でも包んでしまう前衛芸術家との恋愛を描いたものが あったな と思い出したりした。