北海道日本ハムファイターズの監督、梨田昌孝氏。

現役時代は1980年代のプロ野球界を代表する名捕手であった。


捕手としての能力は近鉄バファローズへの入団当初から高かったが、
弱点の打撃力を補うため、体をクニャクニャ揺らす独特の打法を開発する。

このバッティングフォームは『コンニャク打法』と呼ばれた。


1979～1980年の初代『いてまえ打線』で大活躍し、
球団史上初と翌年の2年連続リーグ優勝に貢献した。


背番号が8だったことから『８マン』の主題歌の替え歌が応援歌に使われていた。






『エイトマンの歌』

コンニャク打法で　ホームラン　エイトマン梨田　それホームラン
敵の咽喉に食らいつけ　梨田の一撃　コンニャク打法の凶弾　ぶち込め梨田






「マスクを被らせるのがもったいない」と言われたほどのイケメンで、
現役最後のヒットは伝説の試合『10.19』での決勝タイムリーであった。

ちなみにこの映像でホームランを打つ吹石徳一選手は、吹石一恵さんの実父である。


1988年シーズン終了後に現役引退、野球解説者となる。　

1993年に一軍作戦兼バッテリーコーチとして近鉄に復帰、1996年からは二軍監督を勤める。


2000年、近鉄バファローズの一軍監督に就任。

コーチの小林繁氏、真弓明信氏とともに『近鉄男前三人衆』として、
親会社の近畿日本電鉄や近鉄百貨店のイメージキャラにもなっていた。


2008年、北海道日本ハムファイターズの一軍監督に就任。

翌年には就任2年目にしてチームをリーグ優勝に導いた。

札幌ドームでは『梨田昌孝 常勝男前弁当』（コンニャク入り）が売られている。



そんな梨田監督ですが、大阪人の私には『京橋グランシャトー』のCMの印象が強いのです。






京橋グランシャトーのCM『ビジネスマン編』






京橋グランシャトーのCM『走る編』



私は「おぉ、梨田さん。近鉄の監督辞めてからCM出てはるんやな」と。

あまりにもローカルな関西限定CMにスーツ姿でご出演されているので、
一瞬、日ハムの監督であることをすっかり忘れてしまっていたのでした。

オリックスの監督就任時の仰木彬氏からのヘッドコーチ就任要請を断ったことから、
今更オリックスの監督をやることは無くても、日ハムというのも違和感があるのです。


北海道の方々は、現役～解説者～近鉄の監督時代の印象はないのでしょうね。


大阪では人気も知名度も高いんですよー、というお話でした。


【追記】

日本全国の野球場を探訪されている『球場風土記』というサイトさんを見つけました。


今は無くなってしまった球場の貴重な写真、感慨深い…。


日本生命球場　藤井寺球場　大阪球場　阪急西宮球場



日本シリーズが阪神vs近鉄だったらどうしよう？と悩んでいた少年時代 (ﾟ-ﾟ）