カテゴリ:環境活動
◆パート1 出演者:Be Good Café Fukuoka 代表 常冨泰弘(つねとみやすひろ)さん テーマ:イギリスのエコビレッジ・フィンドフォーンを訪ねて (写真左 又野 右 常冨さん) 常冨さんは約12年前に読んだ本で初めてフィンドフォーンの存在を知りました。 そして、今年3月に仕事を辞めたのをきっかけに、これからは世界のエコビレッジをみてまわろう! そして、まずはフィンドフォーンから!と思い、今回のイギリス・フィンドフォーン行きを決定しました。 フィンドホーンは約40年の歴史があります。 1962年にピーターキャディ・アイリンキャディご夫妻 ドロシーマクレーンの3人がキャラバンパークに住むようになったのがきっかけです。 そして、彼らは野菜をつくって、自分の体をつくって、自分の体を癒す、人々のお手本になるような共同体をつくりなさい!と啓示を受けました。 そこで、はりえにしだのとげがはびこる不毛の土地に生ごみをコンポスト化した堆肥をいれて花や野菜をつくっていきました。 えんどうまめや植物のディーバや妖精たちの話を基に作業したら、信じられないくらいの大きなかぼちゃなどの野菜ができるようになりました。 当時、その状態を土壌の専門家がありえない!と口々に言われたそうです。 そして、このことを書き留めた本に共鳴した方々が自然と訪れるようになりました。 今では現地には500人ぐらい住んでいて、年間2万人近くの方が訪れるようになっています。 常冨さんは5月2日から10日まで約1週間、日本人のフィンドフォーン体験ツアーに日本全国から集まった18名の中のひとりとして参加しました。 昔からフィンドフォーンは妖精とお話できる、など精神世界の方々に有名でしたが、今はどんな運営しているのか? 生活をしているのか?の興味の方々も参加しているそうです。 体験の内容としてはダンスはその日その日によって違うダンス、自己紹介、シェアリング(自分の気持ちをみんなの前で発表し共有する)やラブインアクションなど、朝はサンクチュアリ テーゼ(賛美歌)歌ったり、瞑想の時間、夜はフィンドフォーンに住んでいる方をゲストに呼び、いろんな話を聞くことができたそうです。 ・ラブインアクションとは? 体験ツアーでは参加者でガーデン・キッチン・ホームケア・メンテナンスと4つの役割に分かれました。 常冨さんはフィンドフォーンパークのカランガーデンでガーデンの仕事をしました。 アチューメントをして意識を集中し、こういう気持ちで働きたいなど一人ずつシェアして仕事にのぞみました。 名前を呼掛けながら作業、作物が育つように愛をこめながら作業をしました。 作業内容は雑草をぬいたり、豆の苗を植えたり、クレソンの収穫したりしました。 そこで面白いことに気付きました。なんと道具などいろんなものに名前があったそうです。 例えば、車や温室にもマークやグレースなどの名前がありました。そのことから道具を大切にしている気持ちが伝わってきました。 始めた当時は確かに不毛の土地と言われていましたが、40年たったその場の土はしっかりした土になっていました。 しかし、一歩外にでるとやはり40年前と同じ砂地の土地が広がっていたそうです。 このフィンドフォーンでは作業を学ぶだけではなく、自分を変えたいきっかけになる方もいたりと、心も体も浄化され、オープンされていくようです。 そして、素晴らしい人が集まっているという自然な流れや循環がなりたっています。 これだけの多くの方が同じ考えもって作業をしたり、動いたり、思ったりすることでより素晴らしい環境になっているのではないかと思いました。 また、不毛な土地を植物が取れる土地に変えた、こんな素晴らしい意識や技術をいろんな貧困な土地に教えていって欲しいものです。 また、常冨さんはロンドンの南にある、エコビレッジのベトゼットにも向かいました。 そのベトゼットは環境に配慮した2002年に始まったばかりの現代建築高気密住宅でした。 夏は涼しく、冬は暖かいとのことです。 住居の主なる機能としては、自然の力で空気の循環がされ、鮮やかな色合いの排気塔が屋根の上に設置され、その排気塔は自然の力で方向が変わるとのことです。 また、電気自動車の共有化やオフィスはこの建物の中(通勤しない→エコ)など住居にまつわるいろんな試みを見ることができたそうです。 常冨さんはこれからはいろんなエコビレッジをみていこう!住んでいる人の気持ちを大切にしようとのことでした。 これからの常冨さんのエコビレッジの旅の報告を待っています。 ご活躍を心より期待しています。ありがとうございました。 (コーディネーター 又野) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月31日 17時37分44秒
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