ガラスの日記　～名門門田塾

ようやく「お仕事放浪記』の続きだな。
この１週間はボッキー会があり～の、ムニャムニャあり～ので、サボってたからな。
奄美大島から帰っての続きだな。

フィリピンが終わり、台風が過ぎて奄美に行った。
長い夏休みだったな。

９月に入ってから神戸へ戻った。

仕事は、・・・八百屋だ。店は相変わらずの八百屋だった。
首になってなかったな。いつ戻るかも言わずに出掛けたのにな。

八百屋で働くのは、１９８５年１１月３日に、八百屋の娘と岩元が結婚する日までの約束だったからな。

残すところ２ヶ月である。

この時世間は、阪神タイガースの優勝で沸き返っていたのである。
何！阪神の優勝を知らん？！子供か？！

今をさかのぼる事１９年。念願の全国制覇を成し遂げたのである。吉田監督だったな。
掛布、岡田（現監督）、真弓、バース・・・

凄かったのである。
家の近所にバースが住んでたな。三宮のバーではゲイルもいたな。池田や中西もいた。
そんな１９８５年であった。

ガラスは、日々の配達の時に、「タイガース優勝記念！」とデザインされたカイワレ大根のフタを軽トラックに貼付けて走っていた。

カイワレ大根の蓋（当時、店で販売していたカイワレ大根は、１２個程の固まりが入る発泡スチロールのケースに入っていた。）その段ボールの蓋に、阪神優勝のロゴとタイガース柄（虎の絵）が入っていたのだ。

八百屋フェードアウトに入っていたがラスは、次なる目標を「海外に住む」ことにおいていた。そのために、毎晩お水の仕事から帰ってから英語の勉強をしていた。

やめる日取りが決まっていたから、ガラスは次のバイトを探していた。
取り敢えず、金貯めてワーキングホリデーでオーストラリアへ行こう！と思っていた。
金はなかったが、ワーキングホリデーなら現地で仕事が出来る。

そんな時に、叔父から連絡が入った。
「UTAフランス航空が（今はない）、大阪でエアカ～ゴを担当出来る人材を捜している」とのことだった。

「おお！フランスの航空会社！カッコイイ」
二つ返事で入社試験を受ける事にした。
それから英語の猛特訓！と言いたいが、英会話学校で個人教授を調べたら、１ヶ月ヒャクマン円！１００万円！

取り敢えず、自習をする事にした。
基礎である。中学２年までの参考書を必死で勉強した。

１次、２次、３次は難無くパス。
４次で本国から来たフランス人担当者との面接。

「join us~」が聞き取れず、失格。他のやり取りは出来たけどな。
本でばかり勉強してもダメです。

この日の帰り、阪神百貨店の前を通ったら「阪神タイガース日本シリーズ優勝記念セール」初日で、えらい人込みだったな。１９８５年晩秋のことだ。

今日は、この辺にしとこうかな。八百屋の次はいよいよファッション業界入りだが、それまでにまだ３月ほど遊んでたな。その頃を思い出しておこう。