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木っ端ちゃっぴー

木っ端ちゃっぴー

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2014.02.16
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カテゴリ:今日の出来事

去年12月のiPad購入をきっかけに本格的に手を出し始めた動画(アニメ)と電子書籍。
アニメ関係については先月下旬に話題に出した二作品が今のところすべてですが、
電子書籍の方は実はすでに五作品ほど着手しています。
ただし、そのうち既刊全巻を買ったのは(番外編のみ収録の巻を除けば)二作品のみ。
そのうち一作品が去年夏頃に大いに話題になった少年ジャンプの作品『進撃の巨人』で、
もう一作品が同じくジャンプ・コミックスの
15年前の作品『ヒカルの碁』(原作:ほったゆみ / 漫画:小畑健)。

『進撃の巨人』については話題性ありきで買ったというのもあるので置いとくとして、
『ヒカルの碁』は2000年頃に『ONE PIECE』『遊戯王』辺りと一緒に連載されていた、
タイトル通り“囲碁”をテーマにした漫画作品です。
ちょうど自分が、というより実家の漫画棚に普通の少年漫画が増え始めた頃で
(それまではゲーム関係中心のメディアミックス作品ばかり読んでいた気がする)、
途中からコミックスをリアルタイムで追いかけていました。
連載終了が2003年なので、今回は11年ぶりということになります。

この作品は、囲碁なんてまったく興味のない快活な小学五年生の少年・進藤ヒカルと、
そのヒカルに取り憑いた江戸時代の最強棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の亡霊、
そしてヒカルを通して佐為の圧倒的棋力を知り、
それを追いかけようとする名人の息子の天才囲碁少年、塔矢アキラを中心に進んでいく、
少年たちの成長物語です。

始めに断っておくと自分は囲碁に関しては基本ルールすらよく分かっていません。
碁盤に触ったのは16年くらい前に、曾祖母に五目並べを教えてもらったときくらい。
なので作中に出てくる棋譜やらなんやらを見てもさっぱり分からないのですが、
この作品は自分みたいに囲碁が分からなくても雰囲気で楽しめるようになっていて、
むしろそういう具体的なところがぼかされているからこそ面白いと思える一面もあります。
実際の囲碁界になぞらえて棋士の格付けが非常に厳密に描写されているのも特徴で、
低段者がトップ棋士に立ち向かっていく描写や
トップ対決にワクワクできるところは、
いわゆるバトル漫画にも通じるところがあると思います。
というかこれは囲碁がテーマというだけであとは割とスタンダードなバトル漫画です。

好きな場面は、ヒカルの挫折から立ち直っていく心理描写のとても細かいところ、
それからなんといってもトップ棋士対決の息の詰まりそうな緊迫感。
1巻購入から今日までに大体四周くらい読み返しましたが、
ヒカルにしか見えないはずの佐為を追い求めていくアキラを
物語のメインに見立てて二周目以降を読んでみると、
また違った作品の面白さを楽しめたりして、
そういう物語の立体性も魅力のひとつなのかなと思いました。
ネットやPCが今のように大衆化され当たり前のアイテムではなかった時代の作品であり、
そういう要素がしっかり描写されているのも個人的には好きです。
登場人物が使っている携帯にアンテナが付いていたり、
若者が何かとマクドナルドに行こうとしたりするところなんかは2000年代らしいなぁと。

あと、囲碁とは比べるべくもありませんが、昇段目指して身を粉にするという経験は
近年自分がゲームを通して割とよく体験したことでもあるわけで、
そういうのとイメージが重なってくるからこそ楽しめるのかなぁと。
これが単純な格闘技だったら、多分ここまで自分と重ねることはできないと思います。

登場人物が自分とほぼ同い年の設定ということもあって、
自分と同世代の漫画好きなら大抵知っているメジャーな作品ですが、
もし、一回り下の世代と漫画の話になったら真っ先にオススメしてみたい作品です。
特に自分と同じようにゲームを趣味にするような人に向いてそうな気が。

とても感銘を受けた作品ですが、ただ囲碁をやりたくなったかと言われると微妙のような。
いや、もちろん「やってみたいな」と思ってもみたのですが、
対戦相手が必要なこと、周りに興味のある人がまったくいないことなど
やや取っつきにくい感はあります。
2006年に『だれでもアソビ大全』を買ったときに
チェスと将棋と花札にハマったことはあったので
同じように手軽にできるアプリやゲームがあればハマる可能性はあるかも。
ちょっとiTunes Storeに行って漁ってみるか……。

この作品のおかげで電子書籍という媒体の手軽さも十分知ることができたので、
資金的余裕が出てきたらまた何か思い入れのある作品を全巻買ってみるつもり。
動画はさすがにいつでもどこでも、というわけにはいかないのですが、
電子書籍はその隙間を上手く詰めてくれる効用があるようです。
まぁでも、アニメ同様に自分は漫画もそれほど詳しいわけではないので
『ヒカルの碁』ほどの作品と出会うにはかなりの労力や運が必要になりそうですが……。





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Last updated  2014.02.18 03:41:27
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