もし僕が小中学生に英語を教えるなら、どうするか書いてみる。
先生になろうというつもりは、現在のところ全く無い。
しかし
7/27の日記で、家族に対し僕ができることのひとつとして教育面の支援を挙げた。
そう書いた以上、この話は避けて通れない。
対象は日本の学校に通っている生徒とする。
大まかな方針としては、
「時間がかかってもいいから地力をつける」ことと
「楽しさを教える」の2点だ。
大学生以上になるとどうしても試験(特にTOEIC)が目につくようになり、それに特化した勉強になりかねない。
詳しいことは知らないが、近年は小学校でも英語を教えているらしい。
教える側の力量に大幅に左右されそうな気しかしないが、悪いことではないだろう。
小学生のうちは、楽しさ優先でいいと思っている。
この段階で英語嫌いを作っていては話にならんので。
基本を一通りやったら、簡単な本を読んだり歌を覚えたりしてみよう。
ただし、
可能であれば発音だけはこの段階でやっておきたい。
悪い癖がつくと後で面倒になる。
発音を教えられる先生がそうたくさんいるとも思えないが・・・。
ちょっとこれは懸案事項だ。実際教えることになった時に考えることとなろう。
加えて、
英語圏生まれの本を読めばさらにいい。
もちろんこれは英語圏で出版され、日本語に翻訳された本を意味する。
英語自体のみならず、英語を使って生活している世界にも興味を持ってもらおうってわけだ。
選択肢はいろいろあるが、異世界ではなく実世界を舞台にした本の方がいいだろう。
Blackなら、これを選ぶ。難易度的にも小3~4レベルとちょうどいい。
中学に入ったら、学校でも本格的に英語を学ぶこととなるだろう。
文法は学校でやる内容をしっかり定着させれば十分なので、考えるのはそれ以外の面だ。
何よりおすすめしたいのは、
中学3年間の教科書の本文を全部覚えること。
これだけで基本的な文章はほとんど身につくはず。
Blackも中学時代、教科書の本文を覚えてくる小テストがあったが
あれを真面目にやったのが今も生きているのを感じる。
やれば必ず点が取れるっていう面も大きかったか。
クラスで1位とまでは行かずとも、3位以内には入っていたはず。
あとは、中1を終えた時点で英語多読を始めておきたい。詳しい説明は以下のサイトに譲る。
http://www.seg.co.jp/sss/
中1レベルで英語の本を読めるものなのか、という疑問がわくだろうが
実際のところ、
読める本は十分たくさんある。
例えばこちらは、イギリスの小学校で使われているというシリーズだ。
これくらいなら中1でも読めるはず。
最初はここから始めて、少しずつレベルを上げていけばよい。
https://www.oupjapan.co.jp/ja/gradedreaders/ort/index.shtml
むしろ
時間のある中学~高校のうちに、読書経験を可能な限り積みたい。
前述した通り、大学生以上になると目に見えて効果を示せる勉強(つまり試験に特化した対策)を求められることが多いので。
英語多読の問題点として、金銭面が挙げられる(初級者は特に)。
もし生活圏内に、こうした本を置いている図書館があれば利用しない手は無い。
学校に無ければ、公共もしくは大学の図書館が狙い目だ。
Blackは大学時代、1円も使わずに800万語を読んだ。今思えばいい身分だったね。
大体、以上にまとめられる。
家族や親戚から英語に関するアドバイスを求められたら、これをベースに答えてみようか。
立場上そういう機会があるのはほぼ間違いないので、こうして1度文章にまとめておく意味はある。