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一から作る！！

お台場に行きました。いや、お台場が目的地ではありません。この日、東京ビッグサイトで「ONWARD」のイベントが行われました。ONWARDの社員とその家族しか招待されないらしくなんかすごいイベントらしいです。てか、オンワードって…五大陸とジェープレスとカルバンクラインくらいしか知らないし俺そんなモード系の服とか着ないから、ぶっちゃけ全然興味ない。実は招待されたのはばあちゃんで、お台場まで車で連れてけと言うので仕方なく、お台場までばあちゃんを連れて行ってあげたのでした。ばあちゃんは去年まで、一人で洋裁店を切り盛りしていた「スーパーおばあちゃん」です。俺が小さい頃はよくばあちゃんのお店で遊んでいました。その頃は店も大きくて、従業員も一杯いたような気がします。その頃、オンワードの服の一部を請け負っていたそうです。ばあちゃんが着る服は、全部自分で作ったもので、既製品は一度も買ったことないらしいです。何しに行くんだか…東京ビッグサイト外観いや～、東京ビッグサイトに着くなり、人、人、人！！人ごみは苦手なので、着いた早々帰りたくなりました。しかも、さすがオンワードのビッグセールだけあってみんなパキっとしてらっしゃる。俺はジーパンにＴシャツにキャップなんてかぶって足元はスニーカーだし、せめてブーツ履いてくりゃ良かった…こんな髭生やした坊主なんて、何処にもいません。案の定売ってる服も、なんかピッチリしたシャツとかジャケットとか…生まれてこのかた、こんな細いズボン履いたこと無いっつーの。会場に入って数分で、僕はばあちゃんを見失いました。まぁ、携帯持ってるからいいか、と適当に見て回ってるとなんと友人発見！！スーツ探しに来たそうで、思わぬところで会ってビックリしました。こんな遠く離れた地で、こんな人ごみで会うなんて奇跡ですね。でもスーツって、セールって言っても10万くらいするじゃん！俺なんかコ○カの安いスーツ着てるのに…さすがイケメンは違うなぁと感心してしまいました。僕は、カルバンクラインのボクサーパンツが安かったので５着くらい買った後、そろそろかと思いばあちゃんに電話してみました。ばあちゃんは「生地コーナー」で生地を物色していました。洋服を作った時の端切れが山のように積んであって、そん中からいろいろほじくり出したみたいです。端切れって言っても、３メーターくらいあるからシャツくらい作れるんだって。同じ材質の物なのに、シャツとして完成しているものは２～３万くらいするのに、生地だとたった500円です。オンワードの方がいかにこのシャツに力を注いでいるかが伺えます。モード系の匂いがプンプンする会場でトチ狂ったのか自分も、「オトナな雰囲気の洋服」に身を包んでみたくなりました。イメージはユアン・マクレガーとかハリソン・フォードとか野生的な香り漂うお洒落なオトナの男！！スタイリッシュ・ジャングル・クールメンです。それにはまず、腰パンを改め、ハイウエストな足長パンツが必要です。それから、２ＸＬのＴシャツをやめてジャストサイズのシャツ(高校生のＹシャツに見えないような、ボタンの付いたやつ)と、ジャケット。それから、デッカイチェーンのネックレスは細めのさり気ないシルバーに変えて、キャップはハンチングに。それから、ゴッツイスニーカーは、革靴に変えれば完璧！！！？と思いつめ、再びメンズコーナーに走りました。そしてお値段を見てビックリ仰天。ウン十万です。僕は考えた挙句、ばあちゃんに作ってもらう事にしました。そうだ!自分でデザインして、世界に一つだけの服を作ろう！とそれから僕は、山のように積まれた生地の山から自分の好きな素材や柄の生地を見つけ、ボタンも選びました。ばあちゃんの仕事場に戻り、デザインを考えました。(絵がへったくそなので公開は出来ませんが…)サイズも自分の体にピッタリ合わせて、ポケットの位置や袖の形から襟の形まで、考えました。パンツ、シャツ、ジャケットを制作してもらう事になりました。自分でデザインしたのがどんな服になってるのか、今から楽しみです。ワクワク

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