この前北京に行ったとき、本屋で1950年の北京古地図を買ってみました。
これです。複製版ですが、昔の雰囲気が伝わってきます。
今の北京は郊外の方までどんどん都市化が拡大する一方ですが、中華人民共和国が成立した一年後の1950年では、まだ今でいう二環路の内側、昔の城壁の内側しか人が住んでいなかったみたいですね。上の四角いところが故宮です。
これは中心部のアップ、天安門あたりです。これを見て驚いたのは、天安門前に小さめの広場のようなものはあるようですが、天安門広場がまだないこと(人民大会堂もまだありません)、東西に貫く大通り「長安街」がないことです。あの大通りは中華人民共和国成立時にはなかったとは全然知りませんでした。あと、前門のところに鉄道の駅があります。今も「老北京站」という碑がありますが、このころは城壁を囲んで鉄道が走っていたんですね。これも知りませんでした。今は城壁のところを地下鉄が走っていますが、これが全通したのは80年代末ですからずいぶん時間がかかったものです。
最近の北京も大きく変わってしまいました。一緒に最新の地図も買いましたが、あと何十年かするとその地図もこんな古地図のような趣になってしまっているんでしょうか。。
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