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カテゴリ:生活
中国の病院事情(その2)
中国では最近、漸く医療保険のシステムがすこしずつ改善され、市民が医療費の負担率削減が出来つつありますが、全体からするとこれらの恩恵を受けられるのはわずか一握りの方たちで農村部や出稼ぎ者たちは殆ど医療保険に加入していないのが現状です。 最近農村でも医療保険を開始してはいますが、内容を見ると殆どが入院した時に補助を受けられるだけで一般通院では保険が適用できないのです。 中国では病院のランクが大きく1級から3級まであり、3級が最高です。 通院の診察を受けるには最初に初診の手続きを行い、カルテ(中国ではカルテは個人保存が主)代、診察費(掛号費)を支払います。 この時に診察を受ける診療科を言い、併せて指定する医師があればここで指定します。 前にも述べたように、中国では一般的に医師を患者が指定するのが普通です。よって、事前に見てもらいたい医師を人づてに聞いておいたり、病院の受付周辺に医師の経歴などをまとめた表があるのでそれを見て指名します。 病院によっては診察券を渡される所もあり、この診察券が磁気カード式の場合は個人情報のみが記録されます。(一部の病院ではカルテも保存している所もあります。) これで受診票が渡される場合もあり、順番を待ちます。 最近ではコンピュータ管理で受付順番も決められ割り込みはなくなりましたが、昔は自分のカルテを受付に乗せるだけのところもあり割り込みをされる事もしばしば。 しかし、自分の番号をみて後何人とおもっても間に、いつの間にか別な人が表示される事もあります。これらは事前に予約しておいた人や、VIPの人なのです。 事前予約には病院で事前登録してネットで予約する方法と、専門の予約会社の会員(有料)になりネットで予約する方法があります。 いずれにしても人気の高い医師の場合は予約がすぐに埋まります。 大学病院や公立の大病院、軍関係の病院など一般的には診察料金はさほど高くは有りませんで精々5元から50元程度で通常は10元以下が主流です。これを見ると医療費が安いように感じますが、ここで検査などを行うと検査費用が内容により数十元から数百元かかりますし、中国ではよく点滴を行いますので注射費用、薬代が非常に高くこれまた数百元かかるのが一般。 よって、一部の医療保険を使用している老人などから不要な薬を買い取る業者もいて病院の周囲にはこれらの薬買取の広告も多いのです。これら買い取った薬は再販されるのです。 更に入院が必要となるとこれまた大金が必要となりますし、何処の病院も入院時には予め費用を預託するのが通常です。金額も3000元ほど預託し、ここから治療費,入院費、薬代が引かれる仕組みで残高が不足すると入金要求がきます。支払いを行いませんと治療を停止したり退院を勧告されます。 続きはあすまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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