規模を大きくすることはいいこと!?
2015/09/08放送 ガイアの夜明け今回のタイトルは、タクシー業界でした。この業界は、結構厳しく、2003年21億人だった乗客の数は、2013年では、16億人に減り、運営会社の約64%が赤字経営だそうです。その中で、生き残りをかけ、戦っている日本交通の以下取組みが面白かったので、ご紹介します。1.中小のタクシー会社を買収し、傘下に 入れている。 (保有台数が2005年3054台から2014年には 4073台に増えたそうです。)2.システム開発に力を入れている。 NECと協力して、乗客がいる場所を推測する システムを開発しています。3.教育を行っている。特に気になったのは、1と2です。よくテレビで他社を買収したというニュースを見ますが、本当にうまくいくの?って思っていましたが、今回の番組を見ててなるほどって思いました。では、私なりにその良さを説明します。同業者を買収すると人と物を手に入れることができます。そうすると余っている人と物を不足している所に移動させれば、効率が上がります。自動車の部品は、消耗品が多く、それをまとめて購入すれば、経費を抑えることができます。同じロゴの車両が町に増えれば、ブランド力も上がります。(但し、この会社は、他よりいいね って思えないと逆効果です。)また、システム開発に力を入れている点もいいと思います。開発したシステムは、100人だろうと1000人だろうと開発費は変わりませんが、効果は、10倍上がります。なので、規模を増やすほど利益が出るというカラクリですね。余談ですが、個人的に買収でうまくいかないのは、以下だと考えています。1.他業種を買収する。 先ほど説明した効果がほとんどないです。 リスク分散のために新規事業を立ち上げたいと 考えており、この業種は、儲かると思うなら ありかもしれません。 (ただ、かなりその業界を勉強しないと素人と 業界人ではかなりの差があるので難しいと 思います。ホテルが、温泉でキャビアを 育てるみたいな誰もやったことがないような ことをやった方が勝機がある気がします。 ただ、本業とのシナジーはないですね。)2.買収先と敵対関係になる。 敵対関係になり、システムを使って もらえないと意味がないです。 人は、環境が変わるのを嫌がるので、 協力的でなければ、移動もさせられ ません。3.やり方を押し付ける。 必ずしも親会社のやり方が効率的とは 限りません。 これは便利と思えることか納得してもらう 以外で、強引にやり方を合わせても効率が 落ちると思います。4.無駄な管理をする。 規模が大きくなるとそれを効率よく回す ために管理する人が余分に必要になります。 それは、仕方がないことですが、管理人が 監視人になると意味がないですね。 (例えば、ただの慣習で目的もなく 業績報告をさせるとか等) 監督の監督みたいな感じですねwM&Aっていいイメージはなかったですが、規模を拡大するといいことがあるよっていうことを覚えておきましょう。あわせてこちらの記事もどうぞ。会社は、当たり前のことをしよう会社には、ライバルが必要?日本の家電メーカが生き残る道は?中小企業が生き残るための3つのこととは?やっぱり巨大企業はすごい!!【1000円以上送料無料】ガイアの夜明け<新潮流をつかむ>/役所広司価格:3,990円(税込、送料込)