仕事の上で、自分がやるべきこと
まず、時間は、有限でできることは限られています。限られた中で、成果を出すには、価値があることのみ注力してやるようにしなければなりません。そこで、仕事をする上で自分がやるべきこと(価値があること)を選択する方法について、書きたいと思います。多くの人に対して、役に立ったり欲を満たせるような物や事に価値があり、さらに希少性がある物は、価値が高くなります。まずは、大きな枠組みで、世の中に対して自分の会社、自分の職業は、価値があり、希少なことをやっているのかどうかを考えてみましょう。次に小さいな枠組みで、自分の業務は、ステークホルダ(顧客、会社、上司、部下、後輩、取引先)に対して、価値があり(期待されていること)、希少なことをやっているのかどうか?を考えた方がよいと思います。一例だと会社の場合、最近の問題や話題に取組んでいる会社は、希少性があり価値のある会社と考えられます。(例:環境(エネルギー),人手不足,インバウンド,医療/介護等)また、職業でいくと慢性的に人手不足や人材不足で希少価値が高い(専門性が高い)ような所は、価値がある職種と考えれます。(例:医者,情報セキュリティ,システムエンジニア等)自分の会社の製品、自分の会社、自分の職業がなくなった時にどれくらいの人が困るかを考えてみるといいと思います。まずは、大枠で自分が、価値があるところに位置しているかを確認しましょう。但し、価値は時代と共に変わっていくので、都度見直すようにしましょう。次は小枠の自分の業務に関して、自分のポジションで期待されていることを把握しましょう。(前回の「30代後半の市場価値とは」を参考にしてみてください。)期待されている業務の中で、得意なことや自分がやるべき事をやることが、希少性が高く価値があります。不得意なことは、やる気やモチベーションも上がらず、パフォーマンスが出し切れずに価値を提供することができません。不得意や弱点は、気づき易いので、そこをなんとかしようとしますが、それは、できる人に任せて、自分しかできないことを注力しましょう。(ちなみにやったことがないは、不得意ではありません。)次にやるべき/やるべきでないは、以下の観点で選べばよいと思います。・自分しかできない/自分以外もできる・時間がかからない/時間がかかるこの観点で表にすると以下です。やるべき内容は、順番に① → ② → ③ → ④です。①は、率先してやるべき。但し、④へ持っていく。②は、やるけどまずは①にする努力をし、最終的には④へ持っていく。③と④は、別の人にやってもらう。上司から言われたことは、断れないという方は多いと思いますが、例えば、「今はこの作業をしていてすぐに手に付けられそうにないので、○○さんにやってもらってはどうですか?」と提案すれば、棘が立たずにやんわりと断ることができます。自分がやるべきことが見えてきたところで、最後に「私に期待されていることは○○と思います。あってますよね?」と周りに対して、確認し理解してもらう活動をすることが重要だと思います。ついでにこちらもどうぞ。需要があって、他の人がやらないことをやろう自分のキャリアを考えよう!商売の上流から下流まで知っている所が強い!やっぱり、お客さんの要望を知っているのは販売部門!?強みを見つけよう!モチベーションの持たせ方まずは、テーマを持とう!