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テーマ:中世文学(71)
カテゴリ:和歌文芸
ブログを開いたら先日の連歌の記事にトラックバックが!
こんな話題(“こんな”って一体……)でトラックバック機能が活用できるなんて驚きである。 さて、先日のいしざーさんが書きこみくださったように、我々の世代は連歌というと『徒然草』の「ねこまた」なのである。この教材で、連歌というものを知った記憶が自分にもある。 『徒然草』第89段(章段数は今日一応一般的な分け方による)は、連歌を楽しんだ坊さんが、その帰り道で「ねこまた」という化け物に遭遇して驚いてしまい、連歌の景品ともども川に落ちてしまった話。「ねこまた」と思ったのは飼い犬だったというオチ。 佐藤の記憶によれば、当時光村図書の中学2年教材には『徒然草』第11段「神無月のころ」・第53段「これも仁和寺の法師」と「ねこまた」が採られていたはずだが、現在は11段のみのようだ。 そして、高校の<国語総合>の教科書(大修館書店)で、この「ねこまた」が採られている。中学生くらいで「けっ、マヌケな奴」って思うくらいの内容だと思うのだが、やはり難しいということなのだろうか。 ところで、この中学2年で習った時に疑問に思った『徒然草』第11段が、大学の卒業論文の一部となった。人生何があるかわからないものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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