和田アキ子軍団。
スクール☆ウォーズ~泣き虫先生の7年戦争~ 第19話「友よ安らかに眠れ」
今回も加代のネタを引っ張ります。大三郎の店で送別会。『惜別の唄』(作詞:島崎藤村 作曲:藤江英輔)という暗い唄を全員熱唱。和歌山と花園ラグビー場の大阪はすぐ近くだ。加代に会うためにも何としてでも花園へ行くぜ。オーッ!引っ越しまで二日ある。大木の提案で加代のリクエストに応える。加代は一度でいいから皆とプレーしたかった。「プレイ?」けんじはどきどきした。翌日ユニフォーム姿でけんじたちとランパス。しれっと清美と坂上二郎の娘、圭子、そして大三郎までがユニフォームを着て練習に参加。どてどて走る大三郎。店は暇なのか?卒業したはずの光男もいた。加代も練習日報を書き続けている。けんじは三年間欠かさず付けてくれたことに感謝する。翌日も加代は練習に付き合いユニフォームを洗濯。そこに名村出現。プロポーズ大作戦を実行する。加代は今は半人前なので誰とも結婚するつもりはないとお断り定番フレーズを披露。名村もアーティストとして半人前だと食らいつくが、けんじ仕込みのよく分からない説明(抵抗)に「俺の負けだ!プロポーズ取り消し!」と潔く引き下がる。そして加代のリクエストに応えて『惜別の唄』を披露。その歌声を聴いて大木激怒。名村と殴り合いを開始する。圭子と暇な光男も加わって大乱闘。そこへ名古屋章校長が現れてドロー。「乱闘を起こすようなクラブ活動を認める訳にゃーいかん。滝沢君、事件の原因を究明して対策を講じたまえ!」。けんじはめんどくせーと思ったが話し合いの場を設ける。大木は名村にムカつく理由を語り出す。「8年前だ、親父は小さな雑貨屋をしていた…」。要するに名村系スーパーの進出で閉店&酒浸り&自殺&貧乏に追い込まれたつう話。ただの逆恨みです。そんなこんなでけんじたちには和解したと見せかけてタイマン勝負決定。決着つけるぜ!そのことを知った清美と坂上二郎の娘に口止めさせる。加代はけんじと二人きりで帰り道。桜が満開。けんじの肩に着いていた桜の花びらを摘み上げる。「桜がきれいだから私ここでお別れします」。花園で会おう。「ええ花園で」。その夜けんじ宛てのハガキを書き、桜の花びらを大切に握りしめる。翌朝大木は学校から姿を消す。一方、加代は暇な光男と圭子に見送られ家族たちと新幹線に乗るところだったが、練習日報を書き忘れたことを思い出し部室へ向かう。そして大木と名村の殺し合いスタート。そのことを清美と坂上二郎の娘から聞いてびっくり。「大木と名村が決闘沙汰を起こせばラグビー部が廃部に追い込まれるのは火を見るより明らかであった。一刻も早く何とかしなければ。その思いが加代を焦らせた」(ナレーション・芥川隆行)。加代は清美と坂上二郎の娘の制止を振り切って、無理に車道を渡ろうとして車に轢かれてしまう。けんじが大木と名村の殺し合いを止めているところに大三郎出現。加代が病院に運ばれたことを告げる。けんじたちは血液抜かせまくり。大木も不良共をかき集めて血液を提供する。「多くの人々の祈りが通じたのであろうか、加代が意識を取り戻したのはその日の夜であった」(ナレーション・芥川隆行)。イエーイ!大木と名村も思わず握手。しかし「先生…ご迷惑かけてすいません」と言って意識を失う。「その時容体が急変した。急性の肝臓障害を併発したのだ」(ナレーション・芥川隆行)。けんじや部員共が「がんばれー!」「ファイトだー!」と大騒ぎする中、加代は息を引き取る。「それはあまりに儚い死であった。加代はもっと何かを言い残したかったに違いない。深い悲しみの中でその思いがけんじの胸に突き上げた」(ナレーション・芥川隆行)。告別式。突然けんじは練習日報を朗読する。「けんじは改めて目を見張る思いでこれらの文字の一つ一つを加代はどんな思いで刻んだのであろうかと。練習、試合、遠征、ミーテイング、どの日にもどの場所にも加代はいた。勝利の時も敗戦の時も加代はラグビー部と共にいた。そこには男子部員に劣らずラグビーに青春の全てを捧げ尽くした乙女の熱い思いが込められていた」(ナレーション・芥川隆行)。そして109対0の事件をわざわざ蒸し返してけんじ号泣。「山崎は最後にこう書き残している。先生、皆さん、私がただ一つ心残りなことはこのノートにたった4つの文字を書けなかったことです。それは…」花園出場。さらに大木と名村の争いを諫めるメッセージが書かれていた。「皆が血と汗と涙で育て上げたラグビー部の芽を摘まないで下さい。これが私の最後のお願いです」。加代はこれだけのことを書くために駅から引き返してきたのだ。大木号泣&土下座&名村。号泣三人男が握手を交わす。そして加代の墓参り。またしても『惜別の唄』を全員熱唱。花束を抱えた名古屋章校長出現。「君宛てにこれが学校に届いていた」とけんじにはがきを手渡す。夜桜の帰り道、加代が投函したものだった。「先生いつかは一分間ありがとうございました。おかげで私はどんな辛いことがあっても生きていけそうな気がします。先生どうぞお幸せに」。「それはまさしくけんじへの愛を抱いて旅立った加代の心のほとばしりであった。人知れぬ形で残された恋文であった」(ナレーション・芥川隆行)。沈む夕日と墓標に書かれた「加代」がオーバーラップ(※ここで麻倉未稀『ヒーロー』)。けんじは部員共に加代が遺した練習日報に何としてでも「花園出場」の四文字を書き加えようと檄を飛ばす。「山崎加代の死を乗り越え川浜高校ラグビー部の驀進が始まった。花園へ、花園へと」(ナレーション・芥川隆行)。そして光男がまだいた。つ・づ・く
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最終更新日
2022年03月25日 16時58分48秒
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