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テーマ:心のままに独り言(8815)
カテゴリ:新・座頭市 第2シリーズ
何も考えない。
新・座頭市 第2シリーズ 第18話「こやし道」 脚本 犬塚稔 監督 太田昭和 座頭市ソックリの男・龍文徳の徳之助(サッポロ一番)登場。たまたま通りかかった市を呼び止めると「座頭市」に間違われて迷惑していると訴える。もう少しでやくざ軍団に斬られるところだった。「こりゃどーも酷い目に遭いましたね」。市の素っ気ないレスにブチ切れ。市は足を踏み外しそうになったところをお梅に助けられる。周囲はもうもうと煙が立ち込めている。「火事ですか?」「畦を焼いてるんです。悪い虫を焼いてるんです」「へー悪い虫を」「毎年この頃に焼いてるんです」。焼いた灰は肥やしになる。「悪い虫でも肥やしになるんですか?」「はい・・・肥やしになります」。徳之助は女衒の清次(また村上チーフ)と旅を続けている。本当は目明きだが盲目のふりをしている。清次はまともな宿に泊まりたい徳之助をあれこれ説得してお寺にご案内。その寺では市がエロ住職の信海(また殿山泰司)にマッサージ中。女房のお兼(また中村せん)が市ソックリの男を清次が連れてきたと告げる。信海夫婦と清次は女で丸儲けの極悪ビジネスパートナー、検校になるつもりか金を持っている徳之助をぶっ殺すつもりでいた。その夜、新しい金になる少女が十五両で売られてくる。お梅だ。女衒は常に三、四人の女を抱えなければ割に合わない。そのためどうしてもまとまった金が必要だ。清次が徳之助にビジネスの極意と苦労を解説しているとろれつが回らなくなる。清次が毒を仕込んだ酒と自分の酒をすり替えていたのだ。そして毒針でとどめを刺すと金を強奪する。さらに信海に手を組もうと誘いながらお兼とセットで毒殺する。その頃、市は町方に徳之助に間違われてえらい目に遭っていた。そしてお梅を売ったお絹ばあちゃん(田中筆子!)を見つける。こめかみには毒針が刺さっていた。そんなこんなで市を追うやくざ軍団が村に押しかけてくる。一方、徳之助は信海が床下に隠した三十両を探すが一文も無くブチ切れ。その時、頭上から市の声が聞こえる。「とんでもねえ野郎にはとんでもねえ野郎がついて回るものさ」。徳之助は殺る気満々。「居合が勝つか針が勝つか、ひとつ勝負をしてみるか」。しかし市は仕込み刀で毒針攻撃を跳ね返すと徳之助の首のツボに毒針をブッ刺す。「そのツボは勘弁してくれ・・・!野郎・・・手前エのツラ・・・極楽へ行っても忘れねえ・・・!」「やっぱり手前エは目明きだったな」。そしてお梅を救出すると「これはお前さんの肥やしにするんだぜ」と言って徳之助の有り金二百七十両を渡す。お梅はやくざ軍団を瞬殺する市にすがりつくと「私、一生懸命働いて按摩さんの杖の代わりになりますから・・・一緒に連れて行って下さい」と懇願する。「俺の杖の代わりなんざしたら地獄へ落ちる。お前さんは極楽へ行く人だヨ」「どこにあるんですか?」「そりゃ自分で探すのさ」。涙を浮かべながら市の後ろ姿をいつまでも見つめるお梅。 次回感動の最終回(打ち切り)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年12月31日 11時20分57秒
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