さくら咲いた♪(スピネル・バージョン)
宝石店で、別の用事を待っている間に目についた、ファセットに研磨されたスピネルのルース(量が多いからと、こういう状態で保管されると表面傷が付きますね。) 時間つぶしに・・・という贅沢な理由と、もしかしたら、「おもしろいもの」が見つかるかもという期待で、スピネルを見ていたら・・・コレ↓一般的な色合いのスピネル3.06ctこの肉眼でも確認できる内包物は、 何かの鉱物の結晶に違いない!と、早速その宝石店(Qudsi)の近くにある、デリムニ先生のラボラトリーにこのスピネルを持って行き、顕微鏡で覗いてみると・・・おひょ、ひょ、ひょおぉぉ~!!!(↑まさに、こういう擬音語しか出てこない、感動した時は。)君はいつもおもしろい宝石を持って来るね。と、デリムニ先生も喜んで写真を撮っていらっしゃいました。こういうミクロの世界の楽しみ方を共有できる人は、スリランカでも、宝石業者でも、鑑別の勉強をした人の中でも、極少数なので、先生とは、こういった話で盛り上がれる、本当に貴重な人間関係と時間です。その時宝石学を勉強しに来ていた、パイロットのMr.Aともこの感動を分かち合いました。(↑授業中に私はお邪魔してる???)(↑この方、かなりイケメンなんです・・・この話はまた今度)スピネルは処理されることの少ない宝石なので、内包物好きな方には、興味がつきないですね!こちらは、ピンクスピネルの原石を磨いたものですが、桜の花びらを手にしたようで、ちょっぴり日本の春を南国で味わっています。以前にも書いてますが、原石の形を忠実に守って磨いただけのものは、色も形も微妙に違って、同じペアを探すのは、かなり限定されます。こちらは桜のイメージのピアス穴を開けて、フックに通したもので、つけると、耳の下で花びらが揺れる感じです♪(Pink Spinel 14WG 18YG 17,000円)花の季節は短いですが、どうぞ皆様、美しい桜の季節をご堪能くださいね