テーマ:ニュース(99465)
カテゴリ:川柳
明けましておめでとうございます。
穏やかな新年となりました。 本年もよろしくお願い申し上げます。 毎年恒例の「狐の行列」に参加してまいりました。 既に何年も続けていると、参加しないのでは良くないことがあるのではと、眠い眼をこすって出掛けました。ほんとうに穏やかな夜で、例年と異なり、寒さも弱いように感じます。 川柳250年の成功の御礼参りも含め、新たな一歩へ新年をスタートしました。 カウントダウンとともに、長いようであっという間に過ぎた、川柳250年の節目の年は終わりました。「狐の行列」は、さまざまな仮装をした狐さんたちが装束榎を出発、関八州の稲荷総本山・王子稲荷に向って歩き出します。 装束榎は、王子稲荷へその年の冠位を戴きに関八州から集まる狐たちが、旅装を調える聖地です。飛鳥山に連なる台地から、ここに集まる狐のきつね火を見て、その年の豊凶を占ったそうですが、回を重ねるごとに、大掛かりになって来ているようです。 貫禄ある老狐から、可愛らしい子狐までさまざま。その中に、お面を被ってニンゲンの臭いを消し、私と娘も紛れ込みました。 どれが私か、判らないでしょう…。 年末も、川柳の作業に明け暮れた私にとって、肩の力を抜ける時間でした。 昨年は、川柳に没頭していても、社会は嫌なニュースが耳に入ってくる荒んだ一年でした。 川柳や絵画という文化が、手放しで楽しめる世の中にならなければ、こういった趣味的世界は発展しません。もちろん、川柳で政治的主張を発信することもできますが、できれば、もっと穏やかなテーマを粋に描きたいものです。 ともかく、新しいこの一年が、人々にとって良いことばかりであることを祈りたいと思います。 あらたまる年 履きおろす靴の音 狐にもなる列にとけ込む 年男 あらたな星を胸に抱き 手が甘酒に熔けてゆく除夜 積み残し数えそこなう屠蘇の酔い また足跡を柳葉に綴じ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月01日 10時29分30秒
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