ジュネーブその日暮らし(+革モノ作り・レザークラフト)

2014/01/04(土)12:03

ウィーンのお土産

 ウィーンに出張中だった旦那が帰宅。1月は出張で半分以上旦那は家にはおらず、母子家庭状態でした。そのせいだか何か今回お土産が豪華。そこで、このお土産をあなたにもおすそ分け・・・はできませんので、せめて写真でもご覧ください(笑)。  まずはウィーンを代表するお菓子、ザッハトルテ(Sachertorte)。  日本にはザッハトルテが溢れ返っていますが、本場でザッハトルテを名乗れるのは、実はホテルザッハのオリジナル「ザッハトルテ」と、オーストリア帝国時代の皇室御用達菓子店デメルの「デメルのザッハトルテ」だけ。  ホテルザッハの方がオリジナルで、デメルの方は、ホテルザッハが経営難に陥ったとき援助と引き換えにレシピを入手したと言われています。商標は裁判にまでなり、7年の法廷闘争の末、ホテルザッハがオリジナルの「ザッハトルテ」。デメルが「デメルのザッハトルテ」という商標を使用することになったそうです。  今回のお土産はホテルザッハのオリジナルの方。  何と、恭しく木箱に入っています。   (こんな風に木箱入り)      ↓  日本ではバレンタイン時期に超高級な値段で販売されることもあるそうですが、ウィーンでの値段は普通で、日本のホールケーキと変わらないくらいです。  味の方は、チョコレートの甘みに、杏ジャムの酸っぱさが利いていて、ジュネーブのケーキとは一味違う美味しさ。ネットでは「濃厚」という評価も多かったのですが、最近の日本のケーキ屋さんの「濃厚なザッハトルテ」の方が、多分濃厚です(^^;)。  製造から20日くらい常温で日持ちするので、小さめに切って少しずつ頂けば飽きずに美味しく食べられます。甘みのない生クリームを添えて食べるのがお約束。生クリームと一緒に食べることで、チョコレートの甘さが緩和されます。決して甘い生クリームを添えないように。甘さが倍増して、多分食べられません(笑)。  次のお土産はアウガルテン。  ヨーロッパで2番目に古く、オーストリアを代表する磁器窯です。女帝マリアテレジアにより皇室直属の磁器窯となりました。緑の花の「マリアテレジア」シリーズが有名です。一時期窯は閉鎖され、デザインはヘレンドに受け継がれました。なので、ヘレンドとデザインが似ています。  今回はエスプレッソカップが2客。ザッハトルテのお供だそうです(どっちがお供なんだか(^^;))。  左の緑色の花のカップはアウガルテンを代表する「マリアテレジア」シリーズのもの。右のものは「モーツァルト ピアノソナタ310」という名前で、ピアノソナタ310の第一楽章の楽譜が手書きされています。  モーツァルト生誕250周年特別記念品なのかも知れません。私がモーツァルト好きなので買ってきてくれたのかも。 特にピアノソナタ310は大好きな曲の一つ。感激です(;_;)。  今年はオーストリアではモーツァルト記念イベントが目白押しだそうで、行ってみたいですね~。  故郷のザルツブルグはジュネーブから800キロくらいでしょうか?  ちょっと車だと遠すぎるか(^_^;)・・・。  でもやっぱり行ってみたいような・・・。    ところで、ウィーンは人口200万人。ジュネーブの約10倍です。旦那曰く、 「思ってたより大きい都会でびっくりした」  そうです。  ・・・つ~か、ジュネーブが小さいのでは・・・(^^;)。

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