genki’s room

　「今日持って行きます」と言っていた酵素油の注文主Ｓさんに、「車が無いから行けません」と電話した。「明日、午前中はいますけど」「日曜は、休みます。月曜は？」「うちがお休みです」
「火曜日は？」
「火曜日は、家の方へお客さんが…」
「水曜日は、ほかへ行く予定がありますねん。宅急便で送りましょか」
　大体、通信販売なのだ。店が近くだったから、ついでの時に持って行くことにしていたＳさんで、私の方が移転したためついででなくわざわざになっていた。「送って頂けたら助かります」とほかのお客さんは送料負担でも喜んでいるのだが、Ｓさんは「送料がもったいない」と言う。
「いいえ。ついでの時で結構です。こっちへ来られる時にお電話ください」
「電話しても、いてはれへんかったら仕様ないですねえ。木曜は？」
「木曜は、家です。金曜は、３時ごろまでいます」
「金曜は、仕事場へ行きます」
「そうですか。土曜日は、午前中店ですけど」
「土曜日、遊びに行く約束がありますねん」
　そっちの都合に合わしていられるか！
「やっぱり、こっちへ来はったときお電話貰えたら…。急ぎませんから」
　
　そんなわけで、今日は小説書くのに没頭して、夕方プリントアウトし、封筒に入れた。お風呂へ入ろうとしていたショータンに、「郵便局へ行って」と頼み、締切りに間に合った。やっぱり、急ぐものが優先だヨね。