庭の菊が花盛り。赤もピンクも黄色も植えたのに、何故か白ばっかりだ。どっさり切って、叔父のお墓へ持って行った。雨がポツポツ降り初めていた。死んだ昨年の10月は、キレイな満月の晩で、お葬式の日も暖かい晴れた日だったのに、九月も八月も、お墓へ行くと雨になる。お墓が気に入らないのかなあ。八年も大事にお仏壇に置いていたお嫁さんの骨も一緒に入れたんだから、文句言われることはない筈。
車道を見下ろす高台で、東向き。南の陽もよく当たる。祖父も祖母も、叔父叔母の戒名も刻んだ。ショータンは、散骨が希望だ。自分の骨は自分で始末できないけど、私は、山の仕事場のカリンの木の下に埋めてもらうのがいい。
樹木葬というのがある。樹木の下に埋まるのがいいと宣伝しているが、お坊さんが仕切っているから、金儲け仕事だ。葬式だ戒名だ49日だ何年だと、死んだあといつまでもお寺の餌食になるのは合点がいかない。戒名は勝手につけてはいけないと坊さんは言うけれど、生まれた子供の名前はつけてもいいのにおかしいよ。融通のきかないガメツイ政府でも、坊さん以外のヒトがつけた戒名に税金は掛けてこない。従姉妹は、連れ合いのお葬式に300万円もかけた。なんの某でもないのに、悪いけど笑った。
母は、先祖の五輪塔がある有名なお寺に夫のお骨を納めた。しかし自分は、「一心寺のお骨仏にして欲しい」と言う。それがいいと私も思うけど、お葬式は、死んだ人の希望通りでなく、みんな喪主の好みになる。
叔父は私に遺産を残してくれたが、小さなお葬式だった。
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Last updated
2003.11.20 03:40:18
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