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今日締切りという公募小説があった。昨夜最後の仕上げまで漕ぎつけたのに眠くなって舟を漕ぎ、1時半にベッドへ入った。今日は郵便局が閉まるまでに間に合わせるゾと思っていたのに、リハビリからの帰り、ショータンは西へ行く。「何処へ行くのん?」「山。倉庫に入れるもん、積んでるやろ」
なにも時間のない今日、山になんか行かなくてもいいのに。 「今日、締切りというのがあってんけど…」 「そんなもん、間に合うかァ。無駄な努力するな」 やってみないで、無駄ってことはなかろ。 週刊文春に、siinaさん(と思うけど確かではない)が書いていた。「人間は、3つのタイプに分類できる。①自分で決めて行動せず、人の考えに従うタイプ。②自分が計画して、人を動かすタイプ。③自分一人で決めて、なんでも自分でやるタイプ」と。私は③だが、ショータンはどれにも当て嵌まらない。自分で決めているようで、私が言ったことに賛同することが多い。しかし、あとになって、自分で決めたことだと錯覚する。(あ。これはやめたほうがええ)というようなことにひつこく食い下がって、金と時間を使ったあげく、ようよう諦める。 最近、リハビリ室でちょっと目立つ男性に会う。さりげない身なりだがお金がかかっていて、手入れも行き届いている。駐車場に3ナンバーの新しい車があるから、この人の車だろうと思う。 この人が、今日おばあさんと話していた。 「もう、なにをしても遅いですわ。あとは、焼かれるだけです」 と男性。 「あんた、お幾つですか」 「もうすぐ、70です」 「70前ですか。そんならまだまだですよ」 「いや。もう遅い。せめて40代やったらね。こんなことして貰わんならんようでは、あきまへんな」 「そういうても、お迎えが来んと、焼いても貰えません。私1ペン死かけた。死にかけて戻って来ました」 「そらかないまへんなあ。折角死にかけたのに戻るやなんて。あんたは、お幾つですか」 「私は、もう80です。80の声聞いたら、あきませんで」 「なんぼも変わりまへんがな。70と80やったら」 70前で「もう」ってことはないよ。80とは10年も違う。私なんか、毎日することが山ほどあって、焼かれようなんて考えたこともない。人は見かけによらないものだ。でもこの人は、①タイプに違いないきっと。 公募、間に合わなかったから、もうちょっと先に締切りの別口に回す。ああ、忙しい忙しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.12.06 03:24:44
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