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大阪の戎さんまでは遠いので、近くの戎さんに行った。あの、「へこへこしていたら仕事が来るよ」の蛭子さんと同じ字の蛭子神社だ。国道沿いに臨時駐車場が設けてあった。「無料駐車場」の旗が嬉しい。大阪の戎神社は超満車で、駐車に困る。
神社までの道脇に、まずたこ焼き屋が出ている。次がタコ焼き屋で、その隣がバナナ飴。その隣がたこ焼き。向かいがタイ焼き屋でその隣がたこ焼き屋。食べ物屋台ばかりだ。足引っ張り合いで商売になるのだろうか? 大阪の戎さんは、福笹屋が多い。恵比寿・大黒の顔がついた何万円もする大きなチリトリやクマデなんかをどっさり並べている。並べているからって買ったことはないが、商売人の町と田舎のエビスさんは違う。 まだ時間も早いから、参拝人はちらほら。小さな福笹や小判を持った人もいる。本殿脇の福ものを売っているおじさんが「いらっしゃいいらっしゃい。ナントカやで。かんとかヤデ」と大声で言っているだけで、景気付けの太鼓の音もしない。ナントカカントカは、よく聞き取れない。 「クジ引いてェ」と言うので、タダやったかな? と思いながらガラガラを回した。白い玉。ショータンも白。「百円」とおじさんが言う。タダと違うのか。「白はなんにも無し?」と訊く。 「エンピツや」 「去年は二人ともお酒が当たってんけど…」 「ああ、そうか。ほな、エンピツ一本やねんけど、2本あげる」 <蛭子神社>と刻んだ鉛筆を2本ずつ呉れた。鉛筆4本もあれば、20年以上はもつ。ショータンは、お札を買った。南名古曽蛭子神社と書いた仰々しい袋に、ハクセンコみたいな箱が付いて500円。 福笹売り場を覗いたけど、値段が書いてない。「一番安いので1000円かなあ」と思いながら、買わなかった。 「買えへんのか。昨年は株で儲けたのに、笹もよう買わんのん」 ショータンが言った。自分も買わないくせに。 「珍しいことしたら、ろくなことない」 帰って袋を開けたら、お札と恵比寿・大黒の絵のコピーが入っていた。なんだか侘しいエビスさんなので、絵の具で色を塗って額に入れることにした。お札は、キッチンの高いところに貼った。 ショータンのテレビが映らなくなったというので、液晶のBS内臓20インチのを買ってやった。電気屋が持って来てセットしてくれた。前のほど綺麗に映らないと、また自分で調整していたが、夕食のとき、「うまいこと映れへん」と不満そうだった。自分で買えば、もっとよく映るんじゃないのか? さて、今年は儲かるかなァ、株。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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