体の健康、経済の健康

2007/01/16(火)18:44

ステロイドの体内における作用(3)

健康的に生きる(87)

<ミネラルバランスの変化>  体内のミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、等々)の濃度はある一定値に保たれていますが、ステロイドもその調節物質の一つです。  ステロイドの種類によっても異なりますが、この作用が大きいものもあります。ステロイド薬が使われ始めた当初は、副腎から分泌されるコルチゾールとほぼ同様の物質であるコルチゾンが使われていましたが、このステロイドはこの作用がかなり強く出ました。  しかし、その後ステロイド薬は改良が進み、現在では50年前の約半分の作用になっています。したがって、それほど心配することはありません。ただし、すでに体内ミネラルバランスが崩れている場合は、その作用が表に出てくることもあり得ます。  ステロイドはナトリウムを増加させ、カリウムを減少させます。ナトリウムが増加すると、その濃度を下げるために水分が吸収されます。そのため細胞内のミネラルバランスが崩れ、物質代謝に悪い影響が出ます。また、血液量も増加するため、血圧が高くなる傾向があります。  カリウムが減少すると、筋肉の収縮に影響が出ます。そのため、手足の脱力感が出てきます。カリウムの減少が大きくなると、心臓の筋肉(心筋)の収縮にも影響が出ます。最悪の場合は心不全から死亡することもあり得ます。  ただ、こうした影響が出やすい中程度以上の使用は、入院中、あるいは頻繁に通院しているときであることが多いので、医師がしっかりと診ているはずです。ですからまず心配はありません。もし通院中に体調の悪化が感じられた場合は、次の通院日まで待たずに病院に行くようにしましょう。  本日はここまでとします。       ★サプリメントアドバイザーが身近にいない方は、ひとみ先生までご連絡下さい。 ★「にほんブログ村ランキング」に参加しました。クリックお願いします! ★このブログの内容をメルマガの形で配信しております。もし、メールの形をご希望の方は読者登録をお願いします。   ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000184917 ★ひとみ先生のホームページもよろしく!   ⇒ http://www.kenko-club.jp

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