事件評論・・・・ 黄昏探偵のボヤキ事件簿！！

　記憶に新しい事件であります。

　昨年9月１３日、大分県日出町(ひじ）のスーパー
で母親が買い物していた３分の間に車に残していた
２歳の幼児がいなくなったという事件です。

　足が不自由で一人では歩けない幼児がいなくなった
大騒ぎしたものです。

　幼児は車のドアさえ開けられない。しかも母親が３
分といったわずかな買い物の間に起きたものです。

　誰もが感じたのは母親の言動でした。

　いなくなったのにその場で事件を知らせていない。
つまり、母親は落ち着いていて騒いでいない。

　買い物時間も３分と超短時間でなにが買い物できる
のだろうということです。

　これまで母親殺人説がいろいろなブログに書かれて
いましたが、警察は地道に捜査を積み上げてきたので
す。

　日出町は筆者の郷里の近くです。

　麦焼酎ニ階堂などが有名で、また自衛隊の基地もあり
ます。

　普段は静かな新興住宅地です。別府温泉にも近いです。

　警察は母親の調べの中から山中に埋めたという供述を
得て、母親の案内で幼児を埋めた場所に行き、白骨化し
た子どもの遺体を発見したのです。

　とりあえず死体遺棄事件で逮捕状をとり逮捕するでし
よう。

　また、その後の調べで殺人罪に切り替えるでしょう。

　問題はなぜわが子を殺さなければならなかったのかで
す。

　障害者である子どもを育てることの重さ、子どもの将
来を思いはかっての行動、周りの人からの批判的な眼な
ど複雑多岐な思惑があったのではないか。

　子どもを殺すことには大きなタメライもあったはず。

　事件の真相はこれからの警察などの調べで明らかにな
っていくでしょう。

　事件発生当初から見てやはりという思いで心が重くな
ります。

　なくなった琴音ちゃんのご冥福を祈ります。