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それにしても、昨日の試合は残念でした。
終了後、涙を流す選手たちの映像を見ていたら、こっちも泣けてきて・・・。 でも、みんな力を尽くした結果だから、いいよね。 サッカーのあと、TVをつけたままで、チャンネルを何気なく換えていたら、独仏共同のTV局、ARTEでおもしろそうなドキュメンタリーフィルムをやっていたので、見てみました。 ARTEはもともと、環境や異文化などに意識の高い作品を放映している、まあインテリ向けの局という感じなのです。 きのう見た映画のタイトルは、 Ein Jahr auf ?l-Di?t 直訳すれば、1年間のオイル・ダイエット。 ここでいうオイルは、鉱物油、つまり石油と、プラスチックなどの石油製品のこと。 ダイエットも、食事だけのことではなく、生活全体という意味を含ませたようです。 世界の温暖化を防ぐため、一人ひとりができることは何かと考えた結果、ガソリン、プラスチック製品などを使わないで一年間生活してみようと決心した、フィンランドに住む映像作家ジョン・ウエブスター(英国人? 同名の劇作家がエリザベス朝のイギリスにいたようですが、現代の方の名前は、ウィキでもひっかかってこないなぁ)が、フィンランド人の妻と二人の子供たちとの、1年間の生活を描いたものです。 まず、ガソリンを使う自家用車(子供たちが生まれたとき、産院から乗って帰ってきた車だということで、それを手放す際の妻のセンチメンタリズムにまず共感)からの決別に始まり、スーパーでの買い物の際にも、プラスチックでパックされているものは買わない。 歯磨きひとつをとっても、既製品のもののチューブなどはプラスチックからできているので、買わない。塩とグリセリン、ミントなどをガラスの容器に入れて混ぜる手作りです。 言いだしっぺのパパも、ひげそりの際もシェービングクリームなどは使わず、じかかみそりで。ヘアジェルなどもゼラチンを使って手作り。 通勤・通学はバスで。 ホリデイも、二酸化炭素をたくさんまきちらす飛行機には乗らず、地球にやさしい電車でイタリアへ。(フィンランドからだと、2日ぐらいかかるのかしら?) 子供の遠足のための有機栽培ポテトチップスを買いに、妻は朝6時に近所のガソリンスタンド(ヨーロッパでは日本のように便利なコンビニがあちこちになく、24時間営業のガソリンスタンドがコンビニがわりに使われている)まで自転車ででかける。 電気も石油を使わないエコ電気に切り替え、寒さの厳しい冬もオイル暖房は使わず、電気パネルヒーターで。 映画の後半でパパは、いろいろと調べた結果、菜種油で動くディーゼルエンジンを搭載したものならいいだろうということで、新しい自動車を購入しますが、その菜種油を給油してくれるスタンドまで、毎回300キロの道のりをドライブしないといけません。 いやいや、想像するだに大変です、環境にやさしい生活。 やればできるもんだとは思いましたが、通勤・通学、買い物、料理などの日常生活のこまかなことにかかる時間が、たぶん2倍から3倍からかかると予想されますし、それに費用だってばかになりませんよ。 いまの自分にはとてもまねできませんが、それでも考えさせられる映画でした。 ドイツ語の映画紹介はこちら。↓ http://www.fernsehen.ch/detail/Anleitung+zur+Katastrophe/3518502053.html ↑ ちなみにこのサイト、新作映画の予告編なども見られて、なんだかお得です。
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最終更新日
2010.06.30 17:21:32
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