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ダーリンのアフガニスタン出身の同僚が結婚するというので、お式によばれました。
土曜日の午後6時から始まって、あけて日曜日の午前3時まで続く予定という日程のパーティです。 アフガニスタンのしきたりにのっとっての式次第らしく、結婚の儀式が執り行われるのは8時半ごろ、ということでしたので、まああまり早く行ってもなんだろうということで、ダーリンとわたくし、ほかにもおよばれしたダーリンの他の同僚二人といっしょに、車に乗り込んでミュンヘンを出発したのが午後7時過ぎ。 パーティ会場は、ミュンヘンから南へ40分ほど走った郊外の街、Geretsried の、その名もインペリアル・ボールルームというところです。 もともとはどこかの会社の倉庫だったらしい建物を改装して作られたこのボールルームに到着したのが、午後8時ちょっと前。 郊外のこととて、建物の近くの路上に適当に駐車して会場に向かう間に、すでに同僚の一人が、 「俺たち、ういてる・・・」 それもそのはず、会場のまわりでみかける人々は、いずれも一目でアフガニスタン出身とわかる方々ばかり。 ダーリンをはじめ、3人の同僚はみなドイツ人、そこにアジア人のわたしがくっついているのですから、そりゃうくわな。 それでも普通の顔をして、会場に入ってみますと、いや度肝を抜かれました。 総面積でどのくらいあるのかわかりませんが、だだっ広い会場の中央にひな壇がしつらえてあり、そこに今日の主役カップルが座っています。 その前にはダンスフロアがしつらえてあり、ビートのガンガンにきいたアフガニスタンの音楽にのって、すでに人々が踊りまくっています。 そのダンスフロアを中心に、そろいのユニフォーム(といってもTシャツですが)に身を包んだカメラチームが、合計3台のライトも搭載されている本格的なカメラセットを駆使して、カップルのアップ、踊る人々、会場の様子など、ありとあらゆる映像をとりまくっています。 これらを取り囲むように、総計40個ほどの大きな丸テーブルが配置され、これらの丸テーブルにはそれぞれ10脚の椅子がセットされているので、会場全体の収容人員は約400人といったところ。 ただ、全部のテーブルがフルにうまっているわけでもないので、ざくっと300人ぐらいの出席者ですが、これが前述したように、ほぼアフガン出身者で占められております。大部分は家族連れで、小さな子供もたくさんいました。 その他の国籍の出席者については、あとで落ち着いてじっくりと数えたところ、ヨーロッパ系出席者が数えたところ8人、アジア系がわたしを含め5人でした。 これだけたくさんのアフガニスタン出身の人がミュンヘンに、あるいはドイツ国内にいるんだ! ということに、まずびっくり。 日本の結婚式のように席次とか座席指定とかいうのはないらしく、特に案内の人もいないので、自分たちで適当にあいているテーブルに座ります。 アフガニスタンの人々はイスラム教ですから、アルコールは飲まないということで、テーブルの上には、コーラ、ファンタ、ミネラルウオーターのペットボトル大サイズがひとつずつ置いてあります。 お客さんはここから勝手に好きなものをグラスについて飲むのね。 ボトルが空になると、定期巡回してくるウエイターさんが、空のボトルを回収しては、新しいボトルを置いていってくれます。 このウエイターさんが次に定期巡回してくるときには、ポットに入ったお茶を置いていってくれます。 このポットもふたつあって、ひとつは普通の紅茶のポット。 もうひとつの、金のひもで目印がつけてあるポットには、すごくおいしいハーブティーが入っていて、これはあとからぜひ、どんなハーブのミックスなのか、ダーリンの同僚に聞いてみないといけないと心に誓ったほど、おいしいハーブティでした。アフガン特製なのかしら。 と、ひととおり会場の状況を把握したところで、いよいよじっくりと式次第を眺めることにいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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