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忘れないうちに、続きを書いておかなくては・・・
というわけで、アフガン・ウエディング。 さて前回では、一般的なドイツ人によるドイツ人のためのドイツ人の結婚式の常識からはあまりにもかけ離れたアフガニスタンの結婚パーティの様子に、まず度肝を抜かれたわたくし。 これからは、いよいよクライマックスとなるアフガンな式次第と、パーティ会場に集まっていた女性たちのドレスコードを中心に記してみたいと思います。 で、ドレスコードなんですけど。 会場にいたアフガニスタンの女子たち、とにかくきらびやか。 裳裾をひきずるロングドレス、総スパンコールのスーツ、などなど、半端ないどイブニングです。 ヘアも、みなさん、こりゃ美容室に行かないとできないよなー、とうなるような、てんこ盛りのアップヘアが主流。 まあ、みなさん彫りの深い顔立ちで、まつげもらくだ並みに長いので、お似合いなんですけど。それにしても光物が好きなんだなー、って思いました。スパンコール率90パーセント。 わたくし、むかし客船に乗っていたこともありまして、真っ赤なカクテルドレスやら、フクシャピンクのイブニングドレスやら、エメラルドグリーンのステージ衣装ともみまごうミニケープ付きのドレスとかけっこう持っているのですが、当日はよく知らない国のしきたり文化の頂点である結婚式のドレスコードがどんなものなのか皆目検討がつかず、ういてしまうといけないと思ったので、当たり障りのないニュートラルな、でも裾がちょっと遊び心でフリンジになってるドレスで行ったんですね。 でも、これだったら、どピンクのイブニングでも地味なほうでした。 もっとも気になる花嫁さんのドレスはと申しますと、お式が始まってしばらくはグリーンのロングドレス。 そして、結婚の儀式が終わったあとでお召し替えをして、白いドレスに変わりました。 その結婚の儀式なんですけど、これがまたちょっと大変だったみたい。 というのも、当日の式進行によると、結婚の儀式は夜8時半ごろに予定されていました。パーティのお食事は儀式のあとということでした。 ところが、9時を過ぎても、9時半になっても、いっこうに何事も始まる様子がありません。列席のアフガニスタン出身の人々はそれでも平気で、入れ替わり立ち代りダンスフロアに行っては踊り、卓上のコーラを飲んだりハーブティを飲んだり、子供をくすぐったりして時を過ごしています。 われわれ他国人グループも、踊りこそしませんでしたが、そうやって時を過ごしておりましたが、お昼から何も食べていなく、コーラとハーブティだけではおなかがすきます。でも、食事は儀式のあとなので、待たないといけません。 あまりに間が持たないので、ダーリンといったん外へ出て散歩でもすることにしました。 ついでに建物のセキュリティチェックもしました。わたしたちの座っているテーブルは、会場の入り口から一番奥まったところにあり、その入り口通路は幅が3メートルほどしかなく、もし火事や地震(まあ、地震はドイツにはめったにありませんが)、あるいはFBIはてはSWAT部隊などがいきなり踏み込んできた場合には、ここに人々が殺到し、パニックになることはまちがいなし。 我々は位置的にも一番不利な場所にいるので、なんとしても安全な逃げ場所を確保しておかなければなりません。 一応わたしたちのテーブルのある左のほうには、非常口がありますが、パーティのデコレーションとかで、緑の非常灯も半分隠されています。 ありがちですよね、非常階段にモノがいっぱいおかれていたり、非常扉が固定されていてあかないっていうのは。 ここがちゃんと機能するかどうか確かめておかなければ。 で、外からも内側からも試してみましたが、案の定開きません。 なにか異変があった場合には、なにか別の脱出ルートをみつけなければ。 とか思っているうちに10時近くになってやっと、花婿のみ舞台上のひな壇から降りて、控えの間のほうへいきました。 隣のテーブルのアフガニスタンの人の情報によると、さきほど控えの間にイスラム聖職者であるムラが到着したので、いよいよこれから結婚の儀式が始まるということ。 なんでもこのムラの方、今日は他にもいくつか結婚式をかけもちしているそうで、予定がどんどん遅れてしまったのだそう。 一日のうちにそんなにたくさん、アフガニスタンの結婚式があるんかい!? とびっくりしているうちに、式は(控えの間は我々からは見えないので)終わったようで、花婿さんが戻ってきて、花嫁さんといっしょにダンスをひとしきり踊った後、一時退場。 いよいよこれから待ちに待ったお食事タイムです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.08.11 01:38:46
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