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僕は仕事で目を酷使することが多く、時々昼休みに自分だけの秘密の場所に行き、遠くを眺めてぼーとすることにしている。昔から「遠くを見つめると近視にならないよ」なんて言われているので、教えにそっているのだが時既に遅し。近視と乱視(そんなに酷くないけど)になってしまい、そろそろ老眼の足音も聞こえてくる。(僕はまだだけどね~)いずれにせよ、パソコン三昧の生活なので、目を休めるのは良いことだと思う。以前カワセミについて書いたのもこの場所だ。
http://plaza.rakuten.co.jp/gigbag/diary/2004-02-05/ ここは水辺なのだが相当環境の悪い水辺で、とにかく汚い。しかし鳥も多く、見る対象に事欠かないのも面白い。実はここに馴染みの奴がいる。それは足下の土管から流れ落ちる下水の下が、滝壺状態になっていて、その深みに住んでいるショクヨウガエルだ。 いつも僕が近づいても逃げようとしない。僕もぼーとしているが、奴もぼーとしている。気にするようすもないのだ。サイズはかなり巨大なやつで、こっちからは顔までよく見える。だいたい日当たりの良い場所で、昼休みになるころには、上の橋から太陽が顔を覗かせて、彼の居住区を照らし始めるのだ。 こいつはいつも居る。 この場所に来るのは、目を休めるのが目的でもあるが、孤独を楽しむのも、その次くらいに重要な理由だ。しかし、何故かこいつがいると妙に仲間意識が芽生えてくる。すると僕はいつの間にか奴に向かって何か話しかけるようになった。奴には僕の言葉など理解できっこないし、おそらく動かないのは、自分のカモフラージュが上手く出来ていて、絶対にみつからない為だろうが、それでも話しかけてしまう。 「おい、今日は元気か?」ってね。 で、今日もその場所に行ってみたが、何故か奴がいなかった。たかがカエルだが、今日はちょっと心配してみたりした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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