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銀河はるかに

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2007.03.01
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カテゴリ:ちょっと思うこと
この記事は、もう何年も前に書いたものですが、2004年に私のもう一つのblog「悠久のうたかた」にアップしてありましたが、このblogにも掲載する事にしました。

20041KK.jpg

今年は真夏のさなかは設計した機械の組み立て現場で大汗を流しながら過ごしたので、ほとんど自宅のエアコンの温度調節など気にかけることはなかったのですが、去年から地球環境の為(電気節約の為)、エアコンの使用を極力控えて過ごすことに決めて、なるべく使わず、使う時は設定温度を29℃以上で使うようにしてみました。
やってみるとこの方が例年に比べ、はるかに体調管理が上手く行く事に気がつきました。
やはり暑い時期にはそれなりに暑い方が体はきちんと対応してくれるのだと認識を新たにし、来年も去年の様に少し暑いのを我慢するように過ごそうと心に決めています。

 この写真の渦巻き星雲はM74という名が付けられている渦巻き星雲です。
ご承知のように、我々の銀河はこの銀河とよく似た姿だと考えられているのですが、およそ140億年前に誕生したであろう我々の時空に無数に存在する銀河の一つに過ぎません。
このM74にしても幾千億個の恒星が輝き、幾百億の惑星系を形作っていることでしょう。ちなみに、我々の太陽系の在る銀河には2千億個以上の恒星が在ると考えられていて、我々人類や多くの生物を育む太陽系に良く似た惑星系がいくつも存在するのではないでしょうか。

 そういった発想からでしょうが、我々の地球以外の知的生命を探す努力が、近年盛んに行われる様になりました、それはこのM74の様な、我々の住む銀河からはるか遠い銀河にその存在の期待をかけてのことではなさそうです。
現在行われているSETIプロジェクトという地球外生物探査の方法は、自然界に無いパターンの電波を見つけることで、我々以外の高度な文明を持つ生物の存在を証明しようというものですから、他の天体に存在するであろう高度な生物が発射したかもしれない通信用の微弱な電波を探し出すことに全力をあげているわけです。
宇宙にあふれるノイズ電波の中から聞き分け、分離し得る電波強度の範囲でしか行い得ないことになるので、主に我々の住む銀河系の中と、ごく近傍の銀河に対してと言えるのでしょう。

 そうした地道な努力を悲観視する訳ではないのですが、我々地球人類が、通信の為に電波を出し始めて100年足らずであり、まして宇宙にこだます程の電波となると、ここ数十年のことに過ぎないのですから、我々地球側からの電波は、10万光年の直径があるといわれる我々の銀河の中でも、まだほんの僅かな、ごくごく近い銀河系の辺境だけにしか届いていない事になるのです。
そういう理由から、地球外生命を探すといっても、もっぱら他の星の生物が発したかもしれない通信電波を探す作業でしか行い得ないのは、しかたのない事でしょう。
しかし、もし宇宙の雑音の中から、通信電波らしき電波を探し出したとしても、その電波が何を語っているか理解するとなると、古代エジプトの文字、ヒエログリフの解読などと比べてもみても比較にならないほど困難な事と思われ、その内容を知ることは、ほぼ絶望的であります。
それでも、知的生命活動の証と言えるような、通信を意味するようなパターンの電波を発見できれば、我々地球人の様な科学技術を持つに至った生物が他の天体にも存在する。という、私にはごく当前の事と思えますが、その裏付けがとれ、"我々地球人類が、この宇宙で決して孤独な存在ではないということを確認できる” という大きな意味があるのでしょう。

 それでも、その電波の発信者との交信となると、その距離にも依るのですが、可能性は殆ど無いと言えるでしょう。
例えばそれらしい電波が見つかったとしても、それがもし5万光年の彼方からやってきた電波だったとすると、その電波は5万年前に発射された事を意味し、その惑星に向って我々がコンタクトを求める電波を発したとしても、その電波がその星まで届くには、さらに5万年の時間を要する事になり、その異星の知的生命の文明が、最低でも10万年間以上に渡り、その文明を存続させていて、しかも彼らも他の文明からの通信にり耳を傾けていてくれなくてはならないのです。
もしそれらの問題がクリアされたとして、地球からの通信に異星人が返事の電波を発射してくれたとしても、今度はそれを受け取るには10万年の間、地球の文明もまた存続していなければならないのです。
この地球で文明を発達させて来た我々人類という生物のことを客観的に見て、この後10万年以上に渡り、この文明を維持、若しくは進歩させ、存続し続けられるのであろうかと考えてみると、いささか不安になってくるのです。
なぜなら、地球規模で起きる氷河期のような気候の変化、隕石の衝突、先鋭化した種としての遺伝的脆弱さ、なによりこの地球人類自身の活動による環境の破壊などによって起こるかも知れない人類存亡の危機等も考えられ、我々人類の育む高度な技術文明というものがせいぜい数百年から数千年程のものかも知れないとも考えられ、現在のような技術文明の寿命は10万年もの間の維持、存続など到底無理な事なのかもしれないのです。
ですから、5万光年でなく、数百光年という宇宙的距離感では直ぐ近くの天体との通信を想定したとしても、電波の往復する時間は、我々人間の一生の長さを基準とした時間スケールからはかけ離れていて、たとえ返事が来たとしても、解読が可能ならいざ知らず、解読もままならぬ電波が数百年後に突然帰ってきたとしても、この地球上の政治的システムも変わってしまっていたり、戦争などで殆どの記録が失われてしまう可能性もあって、人々が宇宙の電波に耳を傾ける事もなくなってしまったり、たとえ宇宙からの電波に誰かが気づいても、過去の人々がコンタクトを求めて宇宙に電波を放っていた等と言うことも伝わらなかったり、忘れ去られていたり、いったいなんのことやらさっぱり判らなくなってしまうことも予想しなければならないのではないでしょうか。

 我々人類は、この後100年程の間に、危機的状況を何度か迎えることでしょう、人間の生産活動に依るところが大きい大気汚染、化学物質による土壌汚染、海洋汚染、オゾン層の破壊がもたらす植生の変化、気候の変化や開発途上国の焼き畑などによる森林の減少、その大規模な森林の消失や行きすぎた灌漑による気象の変化がもたらす砂漠化、しかも今後数十年間深刻化する、大気中の二酸化炭素濃度の上昇がもたらす温室効果は極地方の氷床の融解を加速し海水の熱膨張も起き、それに起因する海面上昇は、地表の耕地の著しい減少を招き、穀物の生産に重大な影響をもたらす可能性があります。

続く





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最終更新日  2013.11.04 18:15:46
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