|
カテゴリ:車・バイク
今年は3月頃から、長野のアルミホイール生造工場に出向くことが多く、3月~7月は月に10日ほどであったが、8月からは週に4日ほど詰めているような状態になった。
そして10月に入って、新しいホイールのデザインを依頼されたので、3DCADを駆使して半月ほどでデザインしたが、オフセット(車へのマッチングにおける、フェンダーに対する出具合が決まる)や、ブレーキキャリパーへの逃げ対策も良好な、それで居て、このメーカーの旧来のイメージを残したデザインに到達し、CAE(有限要素法応力解析)でも、軽量ながら非常に強い強度を示すように出来たので、一気に製品化まで持ってゆくことが決まった。 そして11月に入ってCAM(コンピューターで加工プログラムを作成するソフトウエア)を使って14日から、いよいよ金型の切削加工に入ることになったこともあって、月曜日に長野工場に出かけて、土曜日に千葉まで帰ってくるという単身赴任のようなスケジュールで働くことになたのです。 その間ガソリン代はどんどんと値上がりして行くし、経費を節約する意味でも、地球温暖化を微力でも防ぐように、少ない燃料で長い距離を走る努力をしてみようと思い立った。 片道310kmほどの距離があり、往復620kmを使って、満タン法でもってリッター当たりの燃費がどれくらいになるのかやってみたのです。 長野県上伊那郡宮田村までの片道の間、海抜0mほどから1000m程までを登リ下りを数回繰り返しながら往復するのですが、最初は平均速度で85km程度を保つように走ってみた。 普通は我が家から東京のホイール製造会社の本社まで自分の車で走り、そこで会社のセルシオに乗り換えて出かけるのが常であったが、私が長野に行ききりのようになるので、本社にセルシオを残して、私は自分の車で長野まで出かけることにしたわけです。 私の車はMAZDAのセンティア・エクスクルーシブという3.0リッターのサルーンでバブルたけなわの平成3年に新車で購入したもので、3年乗った時点で他社の下取り見積もりをしたと時に、あまりに安い下取りを提示されたので、それでは壊れるまで乗ろうと決めて今日に至っているが、15年間で294000kmを私一人で走破するもエンジンはもちろんオートマティックトランスミッションも一度も故障せず、エアコンのコンプレッサーを一度交換したのが最大の修理だった車だ。 カタログスペックでは車重は1.64TONあまりで、10.15モード燃費は8.2km/Lとなっていましたが、最初のエコランで11.567km/Lという記録が出たのには正直驚いた。 新車から今までの15年間10km/L以上の数値は出たことが一度も無かったからですが、高速道路を法定速度付近で淡々とクルージングしたことなど無かったということがバレるのである。 気を良くした私はその次の長野行きで更に注意深く、80km/hをキープして走り、今度は12.5km/Lの記録を出したのです。 だんだん省燃費に挑戦するのが楽しみとなって、省燃費に効果があると言われているグッズなどを買い求めて、取り付けたりしてみたりもした。 しかし、チタンとセラミックスを燃料タンク内部に吊るして、燃料の分子クラスターを小さくすることで着火性能を上げるというグッズでは、僅かに0.2km/Lほどの効果しか数値には表れず、殆ど効果が無いことを証明してしまった。 リッター12.5km/Lを記録した後12.7km/Lを出したのがそのチタン触媒を燃料タンクに吊るした時でがっかりしたが、次の回にはタイヤの空気圧を3.0kgまで上げて、アベレージも80km/hをやや下回る速度まで落とし、サイドミラーもたたんで空気抵抗を減らして挑んだ所、なんと13.78km/Lという記録が出たのです。 これには流石に私もビックリ!いつも行くディーラーに寄ってオイル交換をしたときにサービスマンに話しても「信じられない」と言われる程の素晴らしい記録が出たのです。 オイルを0w30というシンセティックオイルに換え、更にコンデンサーを用いたスパークを強くすると言う省燃費アイテムも導入し、意気込んでトライしたが・・・・・。 直後の長野行きでは若干渋滞にも遭ってしまい、12.7km/Lに記録は落ちてしまう・・・・。低粘度オイルも、コンデンサも僅かな渋滞で水の泡・・・つまり殆ど大きな燃費改善効果はないということが解ったことも事実でした。 そしてとうとう長かった長野詣でも12月15日をもって今年は終わりを告げ、長距離エコランも一休みとなりました・・・・。 15年使って実に295000kmを走破した3000ccの重い車でも、運転の仕方次第で7km/L程度であった実用燃費が一気に14km/L寸前にまで達したのです。燃料代は半分に減り、温暖化ガスの二酸化炭素の排出も半分に減らしたことになりますから、エコ運転は安全運転とも言えてあらゆる部分でよい成果を出しました。・・・・ただ往復の時間がそれなりに長くなったことは否めない事実ではあります。それと制限速度以内で走ると殆どの車に追い抜かれ、自分と同じ法定速度以内で走る車が非常に少ないことも解りました・・・・・。 大量のトラックに抜かれながら走ると言うことは流れに乗れないことと同義ですからやや危険なこともあって、道路の制限速度を少し上げた方が現実的ではないかとも感じるし・・・・、上げれば上げたでそのまた少し上の速度が実際の運用速度になるのか?とも感じるし、省燃費には空気抵抗が大きくかかわっているので速度はなるべく低い方が燃費が良くなることは間違いないことなのですが・・・。 なかなかドライバー全体にこうしたムーブメントを起こすことは難しいことのようにも感じている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[車・バイク] カテゴリの最新記事
|