Shintoku-maru
DCでジャパンフェスティバルなるものこれあり、蜷川幸雄の身毒丸(しんとくまる)という舞台を公演。しょっぱなに英語であらすじをナレーションした後は全編日本語日本語日本語日本語日本語日本語。舞台のセリフは七-五調だったりして歌舞伎を思わせる。中国の漢詩や英語の詩は韻を踏んで調子を作るけどこの舞台は日本語独特の節回しなので、セリフは日本的心地よさの流れに乗る感じ。たぶん日本人以外には細かい中身は理解できないけど主演両者の狂気じみた好演もあってか最後は総立ち。言葉の裏に隠れている文化的背景の説明がない限り恐らく真に理解することはできないので英語で字幕をつけること自体に正直意味はない。見た人向けに書くと、母、という言葉は、二人称、三人称の更に上の?人称の意味があること。日本的なそれは、字幕では結局伝わらないと思う。中途半端な字幕で理解した気にさせるのはせっかく興味を持ってきてくれた観客に対して失礼。ので結論的に日本語でやり字幕なしでやってよかったのだと思います。まあ賛否両論か。(加筆)中国の友人も観たようで、素晴らしい演技だったとのこと。しかし、「なぜ二人は反目しそして邂逅するのか」についてやはり解せないようだった。一応日本の世間ってえ奴は、と一通り説明してみたが、ふぅん、、という感じのリアクション。同じ東アジアの国でも今一つピンとこない模様。念のため、日本に母を売る店はないことだけ強調しとく。===他、色々日本的な展示物があった。ASIMOが階段登るのをライブで見る。着物を着たAIロボ。英語で質問すると受け答える。「何歳?」と聞くと本人自称「18歳。歳は取りません。」「彼氏いるの?」と聞くと「今探しているとこ~」「オススメのアトラクションは?」と聞くと「あたし?」と、なかなかコシャクなやつでした。愛知万博に彼女のお姉さんがガイドをしていたそうです(笑)。顔立ちはフジテレビ系女子アナ。日本の技術力はすげえや。他安藤忠雄の芸術的展示物もありました。