カテゴリ:教室の運営
他塾の批判ばかりしている塾は見苦しい。 以前、赤虎さんが、「批判する内容=自分の塾にないもの」とし、 コンプレックスや弱点を晒しているようなものだと分析していた。 微妙にニュアンスが違うかも知れないが、そのような内容だったと思う。 図星だなと思う。 同業の広告などに過敏になっても利益はない。 確かに裏事情を知っていると「懲りずに派手にやってるな」という感想は持つが、 それはそこが方針として、自分の責任でやっていること。 以前このブログでも、消費者に誤解を与える文言に喰らい付いたことがあるが、 公正取引に触れる、子どもたちに不利益を与えるようなケースとして特例のことだ。 目の肥えた人なら解るし、信頼についても自然と淘汰されていくものだろう。 他所の宣伝やPRにも、 視点を変えて見てみると、これはいいと思える部分があるものだ。 せっかくならそういう部分に学び、 自分の中に活かしていけないかと考える方が健康的だ。 電器メーカーにしても衣料品店にしても、同業の批判などはしない。 同業に学び、開発や商戦のヒントへと、プラスに動いているように思える。 しまむらがヒットすれば、亜流が出てくる。 なぜ受けるのか、そのシステムや秘密は何なのか。 そのトレンドを分析し、自店の活性化のヒントにしていくのが自然だろう。 「しまむらなんて」と批判していて、自分の店は伸びていくのか。 「俺の店は最高だ。客が間違っている」などと吼えても、 誰も相手にしてくれない。 塾というものには、それぞれカラーがある。 特色を持ち、それぞれ頑張っている。 子どもたちのことを親身に思う良い塾が、傾いていく。 財力の差が集客力の差になり、 次第に過剰サービスの大手が中心に居座るようになる。 入塾が多ければ、退塾も多い。 そんな回転率の高い、薄利経営の塾がどの地域にも必ずある。 私は、入塾が少なくても退塾も少ない、ここで良かったと思える教室を選びたい。 子どもたちに何を与えられるかということを、常に考えていたい。 近隣の個人塾が看板を下ろすのを見ると、 残念というか、複雑な思いだ。 そこにも素敵なものがきっとあったに違いない。 全国の色々な教室の特色に学ぶことで、得るものはある。 活かせるものは吸収し、形を変え、 しっかりとした軸を築いていきたい。 他の塾を批判しても自分の塾は発展しない。 他の塾の良い点を肯定することで、自分の塾に楔を打ち込める。 そう思う。 広告を撒かずとも、口コミで集まって来る。 そんな教室になれるかどうかは、 子どもや親御さんが決めることだ。 良い点を探すという視点が持てるかどうかは、 結局、生徒たちを信頼し、良いところを引き出していくという、 塾の姿勢に繋がっていくような、 そんな気もする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.07 11:14:30
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