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2021.05.01
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カテゴリ:読書記録








2021年5月1日、日本はなぜアジアの国々から愛されるのか(池間哲郎/著)読了。
著者は沖縄で生まれて育って、日本が侵略しただとか、日本が戦争を仕掛けたとかをさんざん叩きこまれてきたが、アジアの子供達へのボランティア活動を通じて如何に日本が愛されているかを知ったそうだ。それ故、日本の歴史や伝統・文化について色々と学ぶようになったそうだ。日本人に、日本を好きになってもらい、日本人として誇りを持ってもらいたいそうだ。
世界中で自国の歴史を「日本史」なんて称する国はないと。 著者は海外で活動する時は日本人を消してその国の人に成りきるそうだ。 理由は日本人でいるとあまりにも騙されて大変な思いをするからだそうだ。しかし、日本人の誇りだけは堅持するそうだ。
最初に登場するのがカンボジア。 敗戦後最初に昭和天皇を励ましに来たのがシアヌーク国王だそうだ。 「道に金庫が落ちている」? 何のことかと思いきや日本の路上の自販機のことだ。 これほど道路に自販機があるのは日本位だ。
外国での治安状況を知る一方法が富裕層の家の守られ方を見れば判るそうだ。
カンボジアのお札に日本が無償援助で架けた橋が印刷されているそうだ。この橋から交通規則を守るとかの当たり前のことが、架橋時点ではポルポト残党の妨害などもあって危険だったが架橋を担った日本人技術者たちが逃げずにちゃんと架橋したことも大変に尊敬されているそうだ。 カンボジアには戦前の日本を恨んで居る人なんかいない、日本人が命を懸けて白人を追い払ってくれたと。 その日本が白人から徹底的に破壊されて可哀そうだと。 カンボジアも戦争で全てを失った。 日本の戦後復興はカンボジアの復興のお手本ですと。 カンボジアは先の戦の賠償請求権を放棄した国でもある。 ここにイタリアから日本への戦後賠償請求があった話が出てきて驚いた。 知らなかった。
500年も白人国の植民地で虐げられてきたスリランカの初代大統領がサンフランシスコ講和会議で、「アジア諸国民が日本を尊敬し、日本だけがアジア諸国の中でただ一国だけ強く自由であった時、我々は日本を保護者として友として仰いでいた、うんぬん」と演説したそうだ。 そして戦後賠償請求を放棄したそうだ。
南洋諸国の中には日本の統治下にあった島々がある。 白人国の植民地統治の過酷さで人口が9割減になった所もあるそうだ。 そして、第一次世界大戦後に日本が統治することになり、現地では白が黄色になるだけだと考えたそうだ。 ところが日本は学校・病院・道路・水道・電気等々整備し、現地の人達を日本人と同等に扱ってくれたと、今でも感謝が絶えないそうだ。
パラオは日本敗戦後米国統治となった。 当然米国は日本たたきをやったが、現地で日本統治を経験した人達は米国の言う事を全く信じなかったそうだ。
ペリリュー島での言い伝えで「強風が吹いたら日本人が建てた建物へ避難しろ」と言うそうだ。戦前に日本が建てた建物がいまだに役に立っているそうだ。
パラオの重要な橋の話が出てくる。 1977年に鹿島建設の見積額の半額で韓国企業が落札して作ったが、完成直後から中央が凹み始め、1996年に崩落し、空港へ向かう唯一の道路であり電気、電話、水道などが分断されて大統領は非常事態宣言を出さざるを得なくなった。 韓国企業はすでに解散していて韓国政府は見向きもしなかったそうだ。 そこで日本が無償援助で鹿島建設が架橋をして今に至っているそうだ。
次はミャンマーだ。 ミャンマーが英国の圧政から逃れられたのは日本のおかげでとても感謝しているそうだ。学校では英国植民地時代と日本がミャンマーの為に戦ったことを教えているそうだ。ミャンマー独立運動家達へ軍事教練をした「南機関」の鈴木敬司陸軍大佐は今でもミャンマーの英雄だそうだ。日本に8年間滞在して帰国後成功した男性は言う、自分の子供達は必ず日本に留学させると。理由は日本人の働く姿を学ばせるためだと。舗装道路を走っていると結構ガタガタと揺れる。 しかし、ある所からは静かに走ることができる。 そこは日本が作った道だからだそうだ。 現地の人達はその違いをよく知っているとのこと。
ミャンマーでは教師は尊敬されていて、児童生徒が手を出すなんて考えられないそうだ。子供達は大人の会話に入らない、大人より先に食べないそうだ。何よりも大事な支援とは、人間がご飯を食べて生きて行けるようにすることだと著者は言う。
ネパールの平均寿命は女が50歳位だそうで、男よりかなり低いそうだ。 その理由が男尊女卑で女は学校にも行かせてもらえず識字率もかなり低いそうだ。著者は標高千三百メートルの高地に女性自立支援センターを作ったそうだ。虐げられる女性たちが集い、学び、連携を取るためで、劇的に改善しているそうだ。 一人ではできなくても連携することで力となっているそうだ。ネパール人の日本観は「日本は私たちの希望の国。資源もなく、戦争であれだけ叩き潰されても起き上がってきた日本人。ネパール人も日本人のように頑張れば、必ず豊かになれると信じている」だそうだ。
著者曰く、現地に溶け込むには現地人と同じものを食べることだそうだ。著者はこれまで鼠、蛇、蛙、芋虫、それに何だか分からないものでも現地の人が食べる物を一緒に食べて来たそうだ。
ラオスで、現地の医者が病院を作ってくれと言って来たとか。その人は貧しい生まれで5歳から働きながら勉強して奨学金で医学部を卒業し医者になったそうだ。そのまま都会に居ればお金も名声も得られるのに故郷に帰って行政の医者になったが、何せ村は貧しいからお金が無い。 なんと病院と言っても電気も水もない掘立小屋だったそうだ。そして自分の給料で薬を買って治療をしたりと大変な所に著者が現れた訳で、著者は基金を募って病院を作ることにしたそうだ。 そんな訳だから、村人も進んで協力して建設に無償で働くし立派な病院ができたそうだ。
学校も作ったそうだ。 ラオスの山奥、学校とは名ばかりの掘立小屋で雨が降ればびしょぬれ。 此処に学校を作るので一番の苦労が四輪駆動車でも困難な道路を補修しながら資材を運んだことだそうだ。 勉強道具の鉛筆や帳面もなかなかないそうで、クレヨンなどは夢のまた夢だそうだ。この学校を作ろうと村長に話したら全く信じてもらえなかったそうだ。著者は途上国で子供の苛めを見たことがないそうだ。そもそも皆貧しいから助け合って生活してるからだろう。
著者は言う「日本はアジア諸国から嫌われていない、隣の3ヶ国を除いて」と。 これは著者が色々な国に200回以上も行って感じたことだそうだ。 著者は色黒で現地の人達は日本人だとは思わないそうで、日本人と言う事を伏せて質問しても日本は素晴らしいとの答えだそうだ。
英国BBCが2012年5月に公表した「世界に与える影響」調査で日本が1位になったそうだ。 知らなかった。
しかも、その前の調査で日本を高く評価したフィリピンとトルコが調査対象から外れ、しかも、日本嫌いの急先鋒の2ヶ国が含まれての1位だから凄い。
日本の素晴らしさが並ぶ、交通機関の運行時間、新幹線の清掃時間(勿論清掃技術もあるが乗客が汚さないのも大きい)、海外のホテルで外国人利用客で一番が日本人、便所のきれいさ、等々。 日本のウォシュレットが海外で普及しない理由として、飲める程度の水がないと肛門から病気になるし、水質が悪いとノズルが詰まるとのこと。
企業の継続力。200年以上続く会社は日本に3,146社、独逸837社、オランダ222社・・・中国5社。 長寿会社の上位3社はすべて日本で3社とも千年を超えている。
日本では技術者などの匠の技が尊敬されるが、儒教やヒンズー教では技術職は卑しいものとして敬遠されるそうだ。
世界で初めて全ての人間は平等であると宣言したのが日本だそうだ。 知らなかった。 大正8年パリ講和会議国際連盟委員会で日本が「人種差別撤廃案」を出した。採決の結果賛成11、反対5で賛成多数だが議長の米国代表のウィルソン大統領は全会一致でないので否決したそうだ。 それまでは多数決で決めて来ていたのに不思議だが否決になったそうだ。 多くの植民地支配で現地人を搾取している国々にとっては許せないことだったようだ。
GHQは靖国神社を焼き払い、跡地にドッグレース場を造る計画だったが、ローマ教皇庁の働きかけでその計画はなくなり靖国神社は存続できたそうだ。そして、1980年5月21日にサンピエトロ大聖堂で東京裁判などで裁かれてA,B,C級戦犯となり処刑された1,068柱の英霊に対してのミサが執り行われたそうだ。 どちらも知らなかった。
東日本大震災後に駆け付けた自衛隊の話が出てくる。自衛隊が嫌いだった人達も彼らの働きを目の当たりにして、親自衛隊になったそうだ。 そして、イラクの復興派遣の話でも、自衛隊の行動を見て現地ゲリラは訓練が行き届いているようで手出しをしなかったとか、そして自衛隊が引き上げる時には帰るなとのデモがあったとか。 他国の軍隊に対してはなかったそうだ。
日本人が知らない日本の偉人が紹介されている。私塙保己一以外知らなかった。
①岡部芳郎:エジソンを支えた
②国井善弥:剣道復活の立役者、昭和の宮本武蔵
③前田光世:グレイシー柔術を生んだ柔術家
④高野虎市:チャップリンを支えた
⑤塙保己一と中村久子:ヘレン・ケラーを支えた
この本の目次は判り易い。







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最終更新日  2022.06.24 17:47:39
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