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高校生になった次男が倫理社会の宿題についてアドバイス
を求めてきました。あるテーマについて自分が思うことを 短くまとめるというようなものですが、倫理社会は私が高 校生だったときに一番得意な科目、待ってましたとばかり にいろいろヒントになる言葉を教えたら「こんな哲学的な 内容を高校生が考えるわけないだろう。もういい、自分で 考える」とあっさり却下されてしまいました(笑)まあ 最近は前世の影響で哲学や思想関係の本をかなり読んでい るので、知らず知らずのうちにそういった言葉や考え方が 身についていたのかもしれません。 倫理社会が好きで大学生の時も教育系の大学の中で社会 専攻、哲学の研究室にいたわけですが、ここで大きな挫折 を体験しました。高校生の倫理の教科書レベルならよく 理解できたのに、大学で習う本格的な哲学はまったく歯 がたたなかったのです。そのことに気付いたのは4年生に なってからなのでもう手遅れ、わかったふりをして研究室 にはとりあえず顔を出し、とりあえず卒業論文も出しまし たが、評価はさんざんでした。 今振り返れば、なぜ倫理はよくできたのに哲学がまったく わからなかったか、その理由がよくわかります。倫理社会 にはフロイト、ユングといった心理学の内容も含まれてい て、私が好きだったのはそこだったようです。さらに今思想 や哲学系の本もいろいろ読んでいますがルネサンスから宗教 改革の時代のイタリアが中心で、そこに少しイギリスやフラ ンス、スペインが加わる程度、大学の研究室で主にテーマと なっていたドイツの哲学にはまったく興味がわかないのです。 それならわからなくても当たり前だと納得しました。 大学生の時はわからなくても仕方が無いと考え、とにかく 卒業することを最優先させましたが、それでもなぜその専攻 を選んだのか、その当時の私が深く理解できるとは思わなく ても無意識がとりあえずそういったものに触れておけと命じ たのかもしれません。そして30年後、再びそのようなものを 別の形で勉強しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年04月18日 10時47分25秒
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