菜の花や月は東に日は西に。

​​痛みや腫れが少し引いているようですが、階段の昇り降りと家の中でも歩くのが大変です。
壁や箪笥を伝って、壁＋私＋壁を支えにサンドイッチ状態で足首や膝、肘に負担が掛からないよう最低限の移動で済ませております。
骨折や捻挫など足を怪我した人が概ね使える松葉杖も、私のように手も肘も腰も膝も両足首も弱いと結局無理で、そこから更に余計な怪我や負荷が増え回復が大幅に遅れます。
車椅子は楽ではありますが、何故か私だけ酷い車酔いみたいなド・貧血になって酷いと吐くので、此処で吐いたのが呼び水になって今のところ落ち着いている胃潰瘍と逆流性食道炎を復活させる訳にはイカナイのです。
仮に『図らずも体力が不幸体質選手権』があれば自薦でエントリー出来ます。
この時に何かに憑りつかれたように、やたらめったら歩くと水が溜まっている左膝が一気に悪化した経験があるので私に限り急性期は『やたらと歩かず』が正解です。

宅のオサンドンや食糧事情は、唯一作れる私の体力が無いと極端に低下&停滞します。
そんな時、役立ったのが日頃から多めに作り置きしているホームベーカリーのパン三斤。
今回はスイート食パン、バナナ食パン、ジャガイモ食パンで砂糖やバター、スキムミルク増量で水分を牛乳に置き換えて作っているので砂糖の保湿効果で常温でもカビの発生が、かなり遅く、ふんわり感が持続していた。
災害備蓄用の、ふんわり、やわらかパンの保存缶は、成程このような原理の応用なのだと実感しました。
そのまま食べても、トーストしてハム&チーズ＋宅の無農薬野菜＋卵のオープンサンドで炭水化物とタンパク質＋野菜で美味しく簡単に。

宅の夫は市販の大量生産の菓子パンしか食べないので私がコーヒーのお湯を沸かして『お湯が沸いたよー』と、言わないと起きてから３０分以上経っても次の行動をしないのと出来ないのが定番。
台所から夫が座る座卓まで、夫用にマグカップと一緒に出してあげた＋野菜を盛った皿と座卓を拭く布巾を一緒に持って行けば一度で済むものを、マグカップに薬缶から何度言っても逆手にお湯を入れたインスタントコーヒーを座卓まで置きに行き、再度来て＋野菜の皿だけ持って行こうとするので『一緒に布巾を持って行けばイイッしょ』と言うと『いや、別にイイんだ』と言い訳して置きに行った（これで二往復）。
宅の夫は、食事の度に必ず何か溢す習性があるので、それを踏まえてなのですが本人は別に何とも思わない。
間もなく『あー』とか『もーっ』とか絶叫するので（多分溢したに違い無い）『だから一緒に持って行けばイイのよ』。
再々度、布巾を取りに来て自分で拭いたようです（都合三往復）が此処で終わらないのが宅。
菓子パンの袋、皿、布巾を座卓から台所へ持って来たがちゃんと置くスーペースが充分あるのに持って動揺している。
『そこに置けばイイッしょ』、『後は片付けておくから』。
菓子パンの空袋が気になる様子だが分別用のどの袋に入れて良いのか分からない&絶対に聞かない毎度の事。
『そこに一緒に置けばイイの』、『私がやるから』。
『』ばかりが多くなる会話は北海道の最初は可憐で繊細な女性が、ふがいない夫や姑、小姑、悪徳親戚軍団などの状況次第でキカナクなる図式があると思います。
『こやつは現役の頃、本当に、ちゃんとお仕事出来ていたのだろうか』の結婚以来長年の疑惑は正しかった。
周りの人は一事が万事、本当に、さぞかし大変だった事でしょう。
『我、深謝ス』。

（おわり）



















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