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芒洋の日々 

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April 7, 2006
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そろそろ“社会復帰”せなと思っているこの頃。今日は、朝10時に起きることができたので一安心?3月の後半は、映画ばかり見ていた。いや年中見ているのだが、こんなに没頭して見ていたの久しぶりである。千葉真一に成りきり、北大路欣也に成りきり、竹内力に成りきり、何だかいろいろ忙しかった。現実とフィクションの境目がどんどん曖昧になっていくような・・・(ヤバイか?)。松田優作は、撮影前の一週間、毎回山にこもり(?)役作りをし、「細胞」から変えていったそうである。挙げ句、そもそもどれが本当の自分なのかわからなくなったという。松田優作の足下にも及ばないが、私も少しだけそのような感じがしている。

この一週間で、一番熱心に見ていたのは、『岸和田少年愚連隊』シリーズである。本シリーズが5本、竹内力のカオルちゃん外伝が6本、哀川翔のマコトちゃん外伝が1本と計12本。よくぞ短期間でこれだけ作ったものだ。中にはとんでもない駄作もあるわけだが、キャラクターがしっかりしているので、意外に楽しめてしまう。特に、カオルちゃんの竹内力は素晴らしすぎる。警官をなぎ倒し、機動隊(カオルちゃんは、警官とは制服が違う機動隊を日雇い警官だと勘違いし、パートと呼んでいるらしいが)をなぎ倒し、やくざを投げ飛ばし…という役柄なのだが、見事に演じてしまう。観客は、竹内力ならあり得ると思ってしまうのである。

『岸和田少年愚連隊』は、中場利一の自伝的小説なのだが、原作の方もとことん面白い。ストーリーは、主人公のチュンバ(中場)・小鉄らがケンカに明け暮れながらやがて大人になっていくという単純なものだが、正しき“青春群像”といった感じがする。近年『ウォーターボーイズ』がヒットしてからというのも(まあ、古くは『青春デンデケデケデケ』という傑作があるが)、落ちこぼれ高校生が熱中できるものを見つけて青春を謳歌しました、という話が多い。しかし、正直そんなもんクソ食らえである。青年は、行き場がない・やり場がないというのが常だ、と勝手に思う。そうした鬱屈したものを奥に抱えながらも、やがて嵐は去っていくのである。それをスポーツやら音楽やらで解消されたら、こちらとしてはたまったものではない。そういう意味では、やはり相米慎二の『台風クラブ』や『お引っ越し』、井筒の『ガキ帝国』などは正面から少年・少女を捉えた素晴らしい映画だと思う(個人的には、京都を舞台に少女の通過儀礼を描いた『お引っ越し』が一番好きだが)。

『岸和田少年愚連隊』自体は、中学時代以降の話が中心だが、どうしても私は自分の小学生時代の事を思い出してしまう。「わいもガキん頃は、手に負えんかったみたいやからのう、ブイブイいわせとったわい」と言うつもりは毛頭無いが、確かにケンカが全てだった時代があったのである。新技を開発し、ガキ大将相手に試してみたら逆にボコされるということが多々あったり。教室では、イス・机・彫刻刀が飛び交い(今考えると、完全に学級崩壊ですね)、廊下では観客が取り囲む中大ゲンカをしている。『タイガーマスク』を読み、秘かにコブラツイストと原爆頭突きの練習していたあの頃。孫悟空のように、強くなることこそが確かだったのである。中一の頃までは、学校でも殴り合いのケンカをしていた(殴るよりも、私は首を絞めることの方が多かったが)が、さすがに被害が大きくなったのか、バカらしくなったのか、それ以降はケンカもしなくなっていった。そんなことを思い出した。

『岸和田少年愚連隊』の影響のせいで、今の私は、少しだけエセ岸和田弁だかエセ広島弁(これは勿論『仁義なき戦い』の半永久的影響によって)だかが混ざる(更に、『沖縄やくざ戦争』で唯一覚えた「タッ殺すどー」という沖縄語を入れると酷いことになるが、これはそうそう使う機会がない)。そんものを覚えるより、他言語でも勉強した方が良いのだが、「英語がなんぼのもんじゃい!いてもうたろか」と言ってしまえる快感がある。まあ、今月からはちと真面目に勉強しますかいのうと思って、Gilroyの『The Black Atlantic』とSaidの『Out Of Place』、Raymond Williamsの『Culture and Materialism』の読破に挑戦中。ギルロイの本は、かなり意味不明。夏までには翻訳が出るらしいが…







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Last updated  April 8, 2006 12:38:10 PM
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