国産ウイスキーの品質を世界が評価
ホテルバーテンダー時代には国産ウイスキーも随分と販売した経験があります。かけだし時代の1980年初めはサントリーオールド、リザーブ、スーパーニッカという銘柄を手掛けていました。そしてスコッチウイスキー時代となり、スコットランド・ハイランドのシングルモルトで世界NO.1を誇るグレンフィディックを中心に相当な販売をしていました。まだ国産モルト時代ではなく、1984年に日本のウイスキー発祥の地、山崎蒸溜所の竣工60年目の1984年に登場した、日本を代表するシングルモルトウイスキー山崎を手掛け、お客様にご評価を頂きました。次に、1989年4月1日サントリー創業90周年を記念して誕生した「響」。数年後には本格的に手掛け、年間1300本を超える販売をした記憶があります。当時マーケットプライスで10,000円もする高級ウイスキーでしたがものすごい評価を頂き、ホテルバー(100席超)でのメイン(ハウス)ウイスキーとして数年君臨していました。今回がはじめての受賞ではありませんが、日本の2ウイスキーメーカー、サントリー、ニッカウヰスキー(アサヒビール)より2つのウイスキーが世界ウイスキー品評会(World Whisky Award)で最優秀賞を受賞しました。先ず、ブレンデッド部門で日本のウイスキーの生みの親である、サントリーより「サントリー響(ヒビキ)30年」、そして北海道余市蒸溜所産出の「シングルモルト余市(ヨイチ)1987」が受賞しました。すごい快挙です。歴史を乗り越えた歴史を築き、改めて日本のウイスキー技術の高さを世界に示したこととなります。商品概要サントリー響30年(熟成期間)容量:700mlアルコール度数:43%メーカー希望小売価格:100,000円(税別)年間数千本しか作れない貴重で希少な限定品。シングルモルト余市1987(蒸溜所年)容量:700mlアルコール度数:55%メーカー希望小売価格:20,000円(税別)商品概要1987年に蒸溜・樽詰めされた長期熟成モルトだけを使用。国酒という言葉があります。日本の酒という意味ですが、基本は清酒(日本酒)、焼酎がそれにあたりますが、今や世界に名だたるウイスキーとして、ある意味日本のウイスキーも国酒と呼べるものとなってきた感があります。皆さんはどう思われますか?その国の大地、空気、水、人と心から誕生するお酒たちを温かく見守り、楽しんでほしいと思います。その上でも少し勉強をされてから楽しまれますと、さらに美味しさもアップします。では来月はウイスキー産出国を変えていきます。※紹介しました商品が価格変更や売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。