カテゴリ:水産物
「ひつまぶし」をご存知だろうか。
名古屋では有名な食べ物なので、ご存知な方も多いかもしれない。 うなぎを刻んだものをあったかいご飯にまぜたものを1杯目はそのまま食べる。 脂ののったうなぎの香ばしさと秘伝のタレと相まって、すぐおかわりをしたくなる。 しかし少し落ち着いて「2杯目」の食べ方をする。 すなわちその「うなぎご飯」に薬味を乗せて食べる。 薬味とはきざみのり、あさつき、そしてわさびである。 うなぎときざみのりの香ばしさが何とも言えず、また、あさつきとわさびがうなぎの脂のしつこさを程良く消して、もう1杯おかわりをしたくなる。 しかし少し落ち着いて「3杯目」の食べ方をする。 すなわちその「薬味を乗せたうなぎご飯」に出汁を入れて、食べる。 3杯目のうなぎご飯ともなると年輩の方は少し飽きてくると思われるが、全くそうではない。香りの良いだしがうなぎのしつこさを全く消してくる。「同じ物を3杯食べている」という感覚はない。 どうしてこういう食べ方をするようになったのか。発見した人には頭が下がる。 当初、食べる前には、「うなぎのお茶漬けだろ…」と思ったが、ただのお茶漬けではない。食べてみないと分からないのは仕方がないことであるが。 このひつまぶしのうまさのポイントは、うなぎの質、出汁のおいしさにつきるが、出汁は老舗でないとなかなかあの味は出せない。料亭のひつまぶしを取り寄せて丑の日を乗り切るのはいかがだろうか。 服部隆司の今日の採点 「芸術的」とも言えるうなぎの食し方「ひつまぶし」…「95点」 ↑料亭「千賀」鰻ひつまぶし※お召し上がりになりたい方は画像をクリック! 当サイトトップへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 18, 2005 08:18:06 PM
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