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カテゴリ:SLP
外来で一番苦手なのは予約の順番に関するかけひきです。
患者さんや家族やMDやMDのアシスタントで 私をプッシュすれば順番が上がると思っている人が時々いるからです。 待っているのはどの患者さんも同じなので…と断ると私のボスに電話したり。 ただでさえ残業しないと仕事が片付かないので、 そういう電話の対応で時間が取られるのは本当にきついです。 今週もMDからのメッセージが留守電に入っていました。 「先月紹介状を送った○○さんですが、humane(人道的)な決断をしなければいけないので できれば2週間以内にアセスメントできませんか」 ウェイティングリストでその患者さんは現在18番目。 経口摂取を諦めるかどうかとか、緩和ケアに移行するかとかの決断だと思いました。 そのMDに電話をかけて確かめたり、18人全員のカルテを読んで重症度を比べたりする 時間がなかったので、ボスに相談して特別に順番を変えることにしました。 MDに「今回は緊急のケースのようなので特別に順番を繰り上げました」とメッセージを残し、患者さんに予約日時お知らせの電話をすると 患者さん「別に何の問題もないけどねぇ。先生と娘が嚥下アセスメントが必要って言うから」 全然重症っぽくない… 自覚症状もないし、発熱や肺炎もない… 騙されたかも…(゚A゚) かなり軽症の患者さんの順番を17人分も早めてしまったことにショックでしたが、MDは騙したつもりはないんだと思います。 そういえば、以前別のMDから順番を早めるリクエストをされた時(変えなかった)もかなり軽症の患者さんだったなー。 共通していることといえば診断名がついていないこと。 診断するのに嚥下アセスメントを参考にしたいのかもしれません。 私が優先するのは、今むせまくっていたり食べられなかったり肺炎になりかかっていたりする患者さんですが、 彼らにはまた別の優先順位があるんでしょうか。 患者さんに会ってから、これからそういう電話にどう対応するか決めたいと思います。 勉強になりました…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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