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カテゴリ:今日の買い物
前回のブログでクランプラーEUのメッセンジャーをお迎えした理由にディフューザーが入るバックが欲しかったと書いたので今回はそのディフューザーについて書くのだ。それはLastoLite 社のEZYBOX SpeedLite2だ。 ストロボ撮影でもっとも気を使うのがストロボ光の処理だ。ダイレクトに照射すれば顔にテカリが出てしまう。そこで光を拡散させて柔らかくするデフューザーの登場だ。 強者はその場でスタンドとアンブレラを設営し撮影する。手慣れた感じでてきぱきと設営する姿には感心するんだが、機材の量が半端でなくとても真似できない。 なので多くのカメラマンはバックにハンディタイプのディフューザーを忍ばせる。物欲魔神の私もご多分に漏れず多くのディフューザーに手を出した。結論からするとサイズが大きいほど拡散の効果が高いという当然の帰結になる。 アンブレラみたいな反射式がベストだが、これはもう先に述べたセルフスタジオという大掛かりなものになる。最近では右手にカメラ左手にライトボックスを付けたストロボを持ち撮影するカメラマンも見るがミラーレスならまだしも昔ながらのデジイチではちょっと無理だわ。 ストロボ直付け式の場合はいかに拡散板を発光面から離せるかが肝だ。要するにライトボックスにどれだけ近づけるかだ。しかしカメラ直付けの場合カメラとストロボの距離が近いのでサイズアップには限界がある。今まで手に入れたものは大体大きさが似たり寄ったりだった。 今回見つけたEZYBOXは多分ハンディタイプでは最大のサイズだと思う。特筆すべきは発光面からの距離が普通のディフューザーの倍近いということだ。右にあるのが良く見かけるディフューザー。まさに大人と子供だ。 更に中間辺りに拡散布がもう1枚入っている。インナーとアウターの二段拡散。これもサイズが大きいからこそ出来たのだ。もうスタジオ照明用ディフューザーをスケールダウンさせたスタイルなのだ。 実際海外での動画を見ると簡易ライトボックスという使い方がされている。ハンディタイプでもきちんと考えて作られているのだ。本当に素晴らしい。本体は折り畳み式で畳むとボックス部はぺったんこになりかさばらない。 またEZYBOXは装着が簡単で確実という事でも他の追随を許さない。とかくディフューザーはゴムやベルトでストロボに付けるタイプがほとんどでこいつがなんだがこれが取付にくかったり外れやすかったりと気を使う。 イージーボックスはシリコンバンドを大型のノブを回し締め付ける方式で非常に簡単、更にシリコンバンドなので外れにくい。締めやすく外れにくいという相反する目的をきちんと解決してくれている。 この取り付け方式を知ってしまうと他のディフューザーには行けなくなる。 さてと良いことばかり述べてきたが弱点もある。それは折り畳んだときのサイズだ。こればかりは本体をギリギリまで大きくすることとのトレードオフなので仕方ないが、普通のカメラバックやリュックには入らないのだ。専用の袋があるからカバンに入れず持ち歩くという手もあるができればバックに入れたい。 もう一つ、それは価格だ。国内では大体1万4千円前後で販売されている。一般的なディフューザーの数倍するのだ。高いから売れないのか売れないから高いのか鶏と卵だがとにかく強い意志がなければ躊躇する値段であることは間違いない。たまたま私は中古で見つけたので良かったがめったに中古を見かけることもないと思う。見つけたら買いだ。 LastoLite社はマンフロットの傘下みたいね。製品的には優れた逸品なので何とか価格を下げてもらいたいものだ。
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最終更新日
2022.09.13 20:22:31
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