さくら道国際ネイチャーラン完走記(後編)
あまりに積雪が酷くなった為、「そろそろ大会中止の連絡来ないかな?」なんて甘い事を考えながら走って、179km地点のかんなかべのエイドに到着。名物のお汁粉を頂く予定が、白川郷のエイドで食べ過ぎて気持ち悪く、残念。ともともさんの応援と、雪で濡れた手袋をストーブで乾かして下さるお心遣いはとっても嬉しかったです。ここからはうえちゃんさんと一緒に。真夜中の雪の中では一緒だと心強かったです。岐阜富山の県境の橋は雪に埋もれてて、車の轍ならかろうじて走れましたが、、それでもつなぎ目の鉄板の上はツルツルで危険、、無理せずこの辺りは歩きました。187km地点のささら館のエイド手前で夜が明け、ライトを預けました。ここでは江戸一のたーさん(富山出身って初めて知りました)の応援が。思いがけない応援に驚き&嬉しかったです。コーチさん号が五箇山で雪で立ち往生してる情報もここで知りました。というより、この時間帯は殆どの車が立ち往生してたのでは、、と思います。そして五箇山へ。この辺りから左アキレス腱の痛みが酷くなり、、上り坂は殆ど歩きました。下り坂は痛くなくて走れました。7:00少し前に198km地点の五箇山タクシーに到着。ばにぃさんやおやまさん、O河さんとやっと会えました。卵入りのカレーがおいしかったです。また、昨年ケガの治療でたいへんお世話になった金沢のO原先生とも出会い、今年もアキレス腱を診ていただきました。筋は切れてなくて単なる炎症で、昨年ケガをした足首も大丈夫との事で一安心、早速五箇山を上り始めました。また安心しきったのか、、エイドに手袋を置き忘れ。ですが、おやまさんが走って届けてくださり、助かりました。五箇山の上りはアキレス腱の保護のために歩きました。雪の轍の中を40分歩いて山頂のエイド到着、、○西さん、マアチャンさん、走歩21さん、norirunさん、M野さんとようやく会うことができました。「手は大丈夫?」との問いかけに、思考回路が弱ってた為か、若い女性のM野さんの手を両手で握りながら「大丈夫です!」と、本能で答えてました。やっぱり私は悪友・西野氏と行動が一緒…(汗。雪で心が折れかけてましたが、ここでの皆様のおもてなしは大変嬉しく、エイドを出る時につい涙が…。すっかり見られてたようで照れました。そして下り坂の途中から雪も無くなり、走って下りました。第5CP, 212km地点大鋸屋に9:21到着。名物タコヤキ、牛丼、カレーも前のエイドで食べ過ぎてた為食べれず…。来年までガマン。例年だと大鋸屋からはボロボロになってゴールまで制限時間たっぷり使って歩くパターンばかりでしたが今年はしっかりと走りました。走るとエイド間の距離はいつも以上に短く感じて爽快でした。富山石川県境のエイドで水を含んで重くなった合羽とトレーナーを預け、軽量化してラスト17.5kmもしっかり走って、、最後の兼六園の坂で走ってて脚を攣って観光客の方に心配されながらも、14:30に佐藤桜到着、長い旅の終わりを告げるかのごとく、桜の木にタッチ。今年は20回記念大会、「良い天気になりますように!」との祈念が届かなかったのか、ある意味貴重な経験ができたレースでした。完走率も71%と、例年に比べて非常に悪く、過酷だったにも関わらずこれまでの自己最高を2時間以上縮められたのは自信つきました。(まぁ、これまでの記録が全て制限ギリギリで感動的な演出になってた為でもありますが…。)来年は30時間切りを目指して、そしてゆくゆくは屋久島招待の夢を目指して頑張ります!大会スタッフの方、応援くださった方、エイドでお世話になった方々、完走できたのは皆様のお蔭です。ありがとうございました!(終わり)