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土がメタボになる理由。K
野菜の場合・・・ 有機物は分解・発酵過程を経て、「硝酸」となった時点ではじめて 植物に吸収・利用されるとされています。 タンパク質 →アミノ酸 →アンモニア →亜硝酸 →硝酸 といった順番です。 したがって硝酸に分解するまでは効かない〔未分解の状態ならEC メーターでも計れませんし〕。そこでありがちになるのは、 有機物をやったのに効かないな。足りなかったのかな。 と、ヒトにおもわせがちになること。ヒトがそう思って、さらに有 機物を施用してしまいがちになることです。 この行為がさらなる有機物の施用をよび、結果的に土をメタボ化さ せる遠因ともなります。 さらに・・・未分解の有機物の大量施用の影響は、土がメタボ化す るだけではとどまりません。 植物の根に障害をもたらします。その原因はふたつ。 ■ 有機物の分解に伴う硫化水素やメタンなどの有害なガスの発生 ■ 土中の有機物が分解されるときに生じるおこる酸素不足 です。 その結果、お花や野菜の地下部が生育不良となり、その後地上部 の生育不良もひきおこしてしまうのです。 さらにここからです。 まだ有機物が足りないと思いこんで、さらに有機物を施用したら・・・ いったいどうなってしまうのでしょうね。 こういった有機物の分解の過程がよくわかるのは、水を貯めてみる ことです。それまで見えなかった分解の過程で発生するガスが、見 えるようになりますよ。 ぶくぶくぶくぶく、ぶくぶくぶくぶく つっつくたびに、アワ がいっぱい。 ![]() 水が温み始めるころからガスの発生が始まります。 そんな水田の中をハダシで歩くと、ガスの存在を肌で体感できますよ。 ・・・そんなとき思うんです。土の中には酸素をいれてあげたいなって。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.09.16 23:05:06
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